平日の通勤時間帯は市内に入るとやはり車が多い、それでも病院には早く着いた、

少し待たされて、診察をしてもらったが、お薬をもらっただけで直ぐ、病院を出た、松葉杖を貸し出すと言われたが、徹さんがが断ってしまった。

買い物に寄るのに少し時間が早いのでファミレスで時間を過ごし回転と同時に衣料品店に向かう、

小さな百貨店で車いすを借り、トレーナーとスエットの上下を買い、肌着売り場で下着を買う。

洗濯の方法を考えないといけない、後4,5日の我慢なのだが、いったい何がいるのだろう、

遊びまわるわけではないので、外に着ていく服がいるわけでは無いし、あまり買い込むと帰りに困るので、タオルや石鹸等は借りておくことにした。

男の人が婦人の下着売り場についてくるのは極まり悪いだろうと店員さんが手を貸してくれた。

沙羅がレジの方に向いていくと徹さんが何か抱えて一緒にレジに運んでいる、沙羅の分も店員さんに袋に入れてもらっている、

沙羅は、叔父と買い物に行っても叔父が先に支払いをするので、決して自分の分は自分で払う等と人前で争うことはしない。

叔父位年齢の男の人が買い物について来ているのに、沙羅の年頃の女の子に支払いをさせるのは、極まりが悪いらしい。

でも、同じ袋に沙羅の下着まで入れている、帰ったら、先に荷物を持っていかなければ、

少し時間が掛かってしまったので、食料品を買う前に、食事をすることにした、

建物の中にはファーストフードの店舗しか入っていないので、一度外に出て食事をする。駅に向いて少し歩いたところに古いレストランがあるちょっと、怪しげな感じだがここは、叔父とも一度来たことがある。

 座って、食事が出てくるまでの間に、徹さんは荷物を車に運んで戻ってきた。