家の明かり今は消え
人々深い眠りにつくころ
北風我に告げるなり

この街静かに眠るゆえ

次の旅に向かうとしょう


北風我を肩に担い
大空目掛けかけのぼる


小さき雲よ汝その身であれば
此れよりの
長の旅しのげぬやも
さすれば此れより

海を渡り多く雲を誘い
汝の友と逢わせてみよう


この北風の力となるか

沙羅より