今回の旅のお供。
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キャロリング (幻冬舎文庫)
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少し前に書店で見かけて購入。
旅行のお供のために読まずにとりおきしていたのを行きの新幹線と旅先の空き時間で読了。
登場人物それぞれに背景がある、人生がある。
それぞれをとても大切に書いているのを感じます。
人は生まれ落ちたときは善いものだった、今があるには必ず理由がある、そう思いながら読みました。
全く違う境遇に生まれると、大好きな人だけど相手の言うことが理解出来ないことがある。
そのときに自分のものさしだけで突っ走って、自分の尺度が正しいと振りかざす前に、一度自分が信じる相手がなぜそう言うのか、立ち止まって考え、寄り添うことの必要性を思います。
すさんだ心に読後感の良い本は貴重です。