若干のネタバレを含みますのでこれからこの本を読む予定の方は以下をお読みにならないようお願いします。
このシリーズ。
読後感がハンパ無く悪いんです。
1作目の「名もなき毒」。
人の悪意がどかーんとぶつかってくる感じで万一シリーズ化しても次はよみたくないなと思っていて。
- 名もなき毒 (文春文庫)/文藝春秋
- ¥918
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2作目の「誰か」
上記のシリーズと気づかず買ってしまって、買った以上読まないともったいないかと思って読んだんだ。確か←貧乏根性。
で、案の定、どーんと落ち込んだ。
- 誰か―Somebody (文春文庫)/文藝春秋
- ¥720
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なので3作目のこれが出ても読まないつもりだったんです。
去年の年末ぐらいに本屋で見つけたときに回避したんです。
ところがこの3作目。今シーズンドラマ化です。
なんとなく話題になっており。
でも私、映像化したものをとことん信じてない。
でも気になる。
じゃあ本で読もうと思って買った←懲りてない。
結果、シリーズ最高に読後感が悪いorz
テーマ的には、使い古された感のあるもの。
豊田商事事件とかST(今やっているドラマのタイトルじゃなくて自己啓発系のあれ)とか。
真面目に一生懸命やってても救われないとか。
一番信じてる人に裏切られるとか。
強烈な人の悪意にさらされるとか。
現実世界でいやほど味わっているようなことを今更読書でさらに感じなくてもと思いました。
やっぱり。
- ペテロの葬列/集英社
- ¥1,944
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で、次があるのかどうか分からないけど。
出たらまた読んじゃうんだろうなとも思います。
凹むししんどい、なのに結局読む、完全にMだろと時々思います。