買っちゃいました・・・・。

1890円也。


なんでいきなり絵本(童話)なのか?

それはまあ。その。あの。

分かる人には分かるっていうか。


・・・・・・・・。

浦井くんの愛読書だからという単純な理由でシラー


本当は書店で手にとってから購入したいなと思っていたのですが、行く書店、行く書店みんな売り切れで。

まさか浦井くん効果かっっっ?!いやまさかそんな。と思いつつ、仕方ないのでamazon買いました。

本は出来ればamazonでは買いたくないのです。

結構カド折れとか平気であるし。

そして今回も、裏表紙に何か強く押されたような凹みが・・・・・・。

いやあああああああ。

でもまあ仕方有りません。

書店で注文して購入してもこういうことは結構あるので。


そして肝心の本です。

少し不思議な感じのお話がいくつも。

昔から本が好きな子供だったので、いろいろ読んできたつもりではいるのですが、こういうタイプの本とはあまりご縁がなかったかもです。

大人向けの絵本だからでしょうか。

全てなんともいえない余韻が残ります。


個人的に一番好きなのは「エリック」という物語。

交換留学生で我が家にやってきた「エリック」のちょっと変わった日常とそれを迎えるステイ先家族の意気込みと肩すかし(笑)。なんとなくわかるわーとか思いながら、ページをめくり。イラストがとにかく愛らしい。

そして最後のページ。

ぞわっとトリハダが立つようなうわあああっていう感動?

(表現おかしいな^^;それじゃホラーだ)

感動っていうとなんかちょっと違うけど、とても久しぶりのあたたかい感触。

理解する本ではなく、感じる本なんだろうなあと。


しかし三十路男性にしてこの本を手に取る浦井健治。

そしてこれが好きだという浦井健治。

なかなか素敵(もうファンだと欲目でなんでも良く見えるのか)


本をプレゼントするって結構難しいことだと思うのですよ。

本の出会いとタイミングは自然でないと、その人に合わない時期にむりやり押しつけてしまったりしたら、その本を嫌いになってしまうことがあるかもしれない。

そのまま機が熟すのをまっていたらその人にとって一生のお友達になれた本かもしれないのにとか。

そう思うと本のプレゼントはなかなかに難しくて。

でも、移動時間がある人にちょっと手渡すと喜んでくれることもあって。


私自身は好きな役者さんとか作家さんが本を紹介してくれるのは、素敵な本との出会いのきっかけだと思ってます。

自分ではきっと手にとらなかったであろう、巡り会うことなく終わっていたであろう1冊と出会うきっかけをくれるのが好きな人だったら、それはとても幸せなことで。


学生時代にもそんなことありませんでしたかっっ?

好きな人が学校の図書館で借りて読んでた本、まーーーーーったく興味ないジャンルだったのに、読んでみたいな・・・なんて思って「それ、次、私が借りる~。返すとき声かけて~」なんて言ってみたり。

思えばなかなかに乙女な時代があったものだ・・・・。


で、話をちょっと戻して。

以前ウィキッド東京公演のブログで金田さんが角田光代さんの「プレゼント」を読んでいるという記載があって。

正直角田光代さんの本ってあまり得意ではなかったのですよね。

以前2冊ほど読んであまり響かなかったというか。

でも思わず読みたくなって買うわけです、

金田さんが読んでるというただそれだけの理由で(単純すぎる)

で。その「プレゼント」は今まで読んだ角田さんの本とは違ってたんですね(私の感じ方が)。

思わずほろっと涙なんかでちゃったりして。

たった2冊読んだだけでその作家さんが自分に合うか合わないか決めちゃうのは早いのだなと思った出来事で、また、金田さんと同じものを読んで、同じくいいなって思えたことが嬉しかったりもしたのでした(今でも乙女かっっっ)。


まあそんなあほ話はともかくとして。


表題の「遠い町から来た話」。なかなか素敵なお値段なのでほいほいお勧めはできないですが、図書館とか、そういうところでご覧になれる機会があったらそれもひとつのきっかけとして。手に取ってみるのはいかがでしょうか。