何となく購入した五十嵐さんの「年下の男の子」がすごくテンポよく読めたのでそれに気をよくして購入。


他のよみかけがあったので後回しになってましたが、このお休みに読んじゃえと読了。


女性目線での物語の進め方がここちよく、とても自然に読めます。

まるで映像をみてるかのようななめらかさです。


登場人物のココロの動きもよく理解できましたし。

正直途中ウルウルきました。

悩み傷つく繊細な気持ち。

どっかに置いてきたものがよみがえる感じ。


ただ、種明かし的な話の最後の展開が、個人的には、ええええ~という感じで。

最終章ありきで描かれた物語なのはわかるのですが、一気に説明くさくなってしまったのはやや残念。

2時間サスペンスドラマの崖の上を思い出す感じになりました。


ですが、読後感は決して悪く無いので(←コレかなり重要)、また五十嵐さんの他の作品読んでみたいです。