宮部みゆきさんの新刊(といっても9月に発売されたのを購入して寝かせてたのですが)。
上下巻です。
宮部みゆきさんの作品とであったのはもう何年前だろう。
15年ぐらい前?
とにかく一気に読んでしまいたくなるおもしろさで1冊を何度も何度も読み返してきました。
今でも短編集は電車の中で読むのに持ち出したりします。
読むのは基本現代物と時代もの。ファンタジーはパスしてます。
腰を落ち着けて読めば面白いのかもしれないですが・・・どうも苦手で。
今回はおおきなくくりでシリーズものになっている時代小説。
登場人物が非常に魅力的で好きなのですが。
どんどん私の気が短くなっているのか、前半正直、「長い」と思ってしまいました。
ここのくだりとかここまで書かないといけないのかな・・・とか。
で、下巻へ。
目次のページでタイトルがいくつかにわかれているので表題のおまえさんは途中までで、後は別のお話かとおもったらそうじゃなかった。視点を変えて全部続いてました。
そしてこの別のタイトルになっている部分でぐっときました。
その登場人物がそこに居る意味が一気につながっていくというか。
ただ、宮部さんの作品は後に少し苦いものが残りますね。
最近は特に。
物語だからといってきれい事だけで終わらない。
心が弱っている時には読めないかなと思います。
最近、本にやたら和みを求めているのは私が弱ってきているのか、年を取ってきてるのか。
なお、このシリーズ・・・・ドラマ化とかしちゃったりしませんよね?
したら残念なことになってしまいそうな気がするのでこのままで是非とお願いしたいです。
とことん映像化に対する不信感です(苦笑)