- 前ページ
- 次ページ
抗がん剤治療が一通り終わって、
横になっている事も増えて、辛そうな様子だった。
吐き気、頭痛が続いていた。
そして、口内炎が痛いと言い始めた。
次の日は口も開けられないくらいになっていた。
水分も取れない。
痛くて話も出来ない。
いつも笑顔だった息子から笑顔が消えていた。
口中口内炎が破裂して血だらけだった。
痛み止めのフェントステープを処方してくれて、少し楽になる。
先生達はこの痛み止めを麻薬と言う。。
言葉がない。。
ここまでの痛み止めを使わなければならない程の痛みなのかと。。
休日だったので、食べたいと言っていたドーナツとドリンクヨーグルトを買っていたので、2人で家族休憩室へ。
少しずつたべるのですが、全然食べられない。
今考えても、口内炎で口中痛いのにドーナツはないなと思う母。。
ごめんね。。
結局すぐに寒いからとベッドに戻った。
置いてあったパーカーを着せる。
その後からいきなり震え始め、寒い寒いと。。
看護師さんに毛布をお願いしたら、、
熱を測ってくれた。
38.5度。。
これからお熱上がるかなーって看護師さんが言っていた。
そこで面会の終わりの時間がきた。
震えながら寝ている息子を置いて帰るしかなかった。
お熱酷くなりませんように。。
とうとう治療が始まった。
1クール目プレフェーズ
先生の説明と資料を見ながら、
私なりの認識で書いています。
1日目
プレドニン(ステロイド)
オンコビン
エンドキサン
から始まった。
2日目
プレドニン
髄注(メソトレキセート)とロイコボリン
1日おきに髄注。
リツキサンは5日目から投与だった。
オンコビンの副作用は抹消神経障害、顎痛、便秘など。
エンドキサンは出血性膀胱炎など。
メソは口内炎がひどくなる。
無事に7日間終了した。
個室から、4人部屋に移動。
母的には少しは寂しくなくなるかな?
って思ったけど、本人は個室がいいらしい。
ここから辛い副作用と闘う日々が始まる。
辛い時にずっとそばにいてあげられないのが本当に辛かった。
高熱が出て、話す事も難しい姿を残して1時間で出ていかなければいけない。
コロナなんかのせいで。
本当だったらもっと側にいてあげられたのに。