あの日から8年。
今の自分は真剣に生きているだろうか?
当たり前にある何気ない毎日がどれだけ有り難いことか。
大好きな人と一緒にいられること。
温かいご飯を食べられること。
当たり前のことが、ふとした時に失うってことも有り得るのだと8年前に感じた、あの時の感情を忘れていないか。

8年前の私はディズニーシーでキャストをしていて、仕事中に震災にあった。
当日は仕事中ということで、東北の被害もはっきりとはわからなかった。
夜に家族と連絡が付いたときに、はじめて大船渡の親戚と連絡が取れないことがわかった。
連絡が取れたのは10日後。
あと少し逃げるのが遅かったら、津波にのみこまれていたと言っていた。

3ヶ月後に行った岩手県大船渡市。
お母さんの故郷。
町には沢山の瓦礫の山、
手付かずの場所もまだまだ沢山あった。
隣の陸前高田市にも連れて行ってもらった。
町が無くなるって、壊滅って言葉の本当の意味を肌で感じた。


あの時、感じたことを忘れないように、今、自分がここにいて、生きている事がどれだけ幸せなことなのか。

あの日の事も、あの時感じた思いも忘れずにいたい。