長男の居所を
探す手立ても他になく
派遣会社が唯一の
拠り所でした
うるさいばあさんが
めんどくさいことを
言ってくると思われたのか
当初の若い担当さんから
その上司らしき
30代くらいの人に
対応が変わっていました
ある時
長男に手紙を
渡してもらえないかと
連絡したところ
最近こちらとも
連絡が取れなくなりました
と言われてしまいました
唯一の糸がプツリと切れて
またもや絶望のどん底に…
夜眠れないまま
スマホを見ていると
「行方不明のご家族は
あなたの連絡を
待っています」という
探偵社の広告が
目に飛び込んできました
長男が助けを求めて
いるのでは
という考えが頭から離れず
翌朝夫と共に
遠路はるばる
探偵社を訪ねました
受付けの人？
というようなおばちゃんが
対応してくれて
話を聞いてもらいました
費用は10万くらいかな
と甘い考えでいましたが
とりあえず3ヶ月ほどで
100万円と言われ
見つけた後の
成功報酬は半額の50万
とのこと
金額の大きさに
びびりましたが
わらにもすがる思いで
お願いしました
一方自分でも
長男の情報を求め
年金ネットに
アクセスしていましたが
新しく所属した
派遣会社が分かり
そのことを探偵社に
知らせました
このことが
長男発見に
大きく関与していたことは
今回探偵社の
報告書を読み返して
気づいたことでした