これからの私にとっての音楽とは
これまでの人生、私は音楽とともに生きてきた。
若さゆえの勢いの中で吹いた音もあった。
悔しさや孤独を抱えながら、絞り出すように吹いた音もあった。
年を重ね、穏やかな気持ちで「語るように」吹くようになった今も、
変わらず音楽は、私のそばにいてくれている。
そして今、はっきりと分かるのは――
私にとって音楽とは、「自己表現」でもあり、「誰かへの手紙」でもあり、
そして「人生の記録」そのものなのだということ。
これから先、いつか演奏できなくなる日が来るかもしれない。
でも、音楽が私の中から消えることはない。
音楽は、聴くことも、教えることも、思い出すこともできる。
そして、人に伝えることで、新しい命のように引き継がれていく。
私はこれからも、無理なく、自分のペースで、
音楽と歩んでいこうと思う。
たとえ大きなステージがなくても、聴いてくれる人が一人でもいるなら、
その人に向かって、今日の自分の音を、心を込めて届けたい。
老いてなお、音楽は私を励まし、動かし、癒してくれる。
だから私は、これからも――
音楽と、生きていく。