2等胸の由来に触れていきます😊

戦前から昭和の50年代頃までは剣道具師は沢山の名匠が腕をふるっていました。

またその時代、上物師、並物師と系統、流派の中でも格付けがあり、同じ系統でも金がないから甲手だけ○○だよなんて先生方に言われる時代がありました。

その中で特に関東圏の東京よりの職人さんは特別な防具を特1等や特号（現在の1分2厘鯨尺だと1分）次が1等や1号（現在の1分5厘）次が2等や2号（現在の2分）と自前の防具の呼び名でした😊

昔は今みたいにメーカーさんから海外製を仕入れして売るのではなく子供用の防具の三分刺しまで自前で作っていましたので現在の様に飾りや職工はなんでも出来ますって時代ではなくお店事に独自の革型、胸飾り、得意な燭光があり、それを格式に合わせて作っていました。

当店の2等胸も2分相当の防具に合わせる胸ですって意味で昔ながらに2等胸とよんでます😊

当然違うお店になれば違う2等胸がありお店独自の呼び名があります😊

飾りや呼び名の中にも伝統、文化、格式があり必ず習わしがあります。

私も梅田號から続く飯塚匠からは特1等胸の型を

故山崎重男匠のお弟子さんからは2等胸の型を

分けて頂き造らせて頂いてます。

100年以上受け継がれ雰囲気を変えながら今に伝わる胸型です。

是非、御手元に届きました時、伝統や格式、文化や習わしも一緒に届いたと思い返して頂けたら幸いです。