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1990年放送の連続ドラマ。

先日「dビデオ」にて「TM NETWORKのコンサート映像」を見たのをきっかけに、

妹が「昔ウツが出てたドラマをまた見たい！」と言い出したので、

（TM全盛期、妹はボーカルの宇都宮隆が好きでした）

妹に付き合う形で、見てみました。

（放送当時、妹はガッツリ見てたけど、私はチラ見でしか見たことなかったので）

今思い起こすと、放送当時、

これでもか～ってくらい何度も繰り広げられる「紺野美沙子の過激なベッドシーン」が話題になってて、

そのシーンをチラ見するたび「あ～またやってるよ…何かもうそれだけ～って感じのドラマなんだなあ…＾＾；」なんて思ってたんだけど、

「過激なベッドシーン」の大半は、ドラマ前半に集中していて、

（最初にガッツリ視聴者を掴むためなんでしょうね）

後半になると、ドラマは「妻の復讐」に重きを置く展開になっていきます。

そして「最終回」

この最終回が、すごくいいんです。

なんか、深いんですよ。

篠ひろ子演じる藤家美冴（妻）の心の声、

林隆三演じる藤家芳行（夫）の心の声、

そして紺野美沙子演じる佳沢妙子（不倫相手）心の声…

この主人公達の「心の声」から、

このドラマの「核心」を感じとることができる、

そんな、味わい深い、最終回なんです。

（最終回に限らず、このドラマには印象に残る台詞がたくさんあります）

「dビデオ」の解説には、

「夫を奪われた上、家族をもバラバラにされた妻が、夫の不倫相手に復讐する姿を描く濃密な愛憎劇」

と書いてありましたが、いえいえ、それだけじゃありません。

何て言うか「大人なドラマ」なんですよ、すごく。

最終回が良かったなあ～と久しぶりに思える、そんなドラマでした。

あ、ちなみに、肝心なTM NETWORKのウツこと宇都宮隆さんですが（笑）

彼は、自分より年上である篠ひろ子演じる美冴（妻）を誘惑する村木征二という役を演じてます。

演技は…ネットでも酷評されていた通りの「棒読み演技」でして、

正直、お世辞にも上手いとは言えないな…ではあるんだけど、

逆にその「彼のたどたどしい演技」に「年下男の若さ＝未熟さ」が表れている感じがして、

私は…キライじゃありませんでした（笑）

あと、これは「演技」とは関係ないんですが…

彼の「話す声」が個人的に好きでした（笑）

（ちょっと高めの甘い声…みたいな笑）

あと「目」が良かったな～

（目の演技って言っていいのかなあ～）

あと「裸になった時の背中」キレイだったなあ…

（完全にひいき目な気がする…＾＾；）

なんかね～この人、すごく「色気」があるんですよ。

（時代が時代なんで、ちょっとファッションがアレですけど笑）

昔は「大人っぽい人だなあ～」くらいにしか思ってなかったんだけど、

（放送当時、私は未成年でした）

今見てみると、この人に強烈な「色気」を感じるんだよね（何言ってんだ笑）

（放送当時、彼は33歳、現在56歳…最近すい臓の手術をして、ゲッソリ痩せてしまいました…涙）

なので、篠ひろ子とのベッドシーン、私的には良かったです（笑）

（林隆三と紺野美沙子に比べると全然ソフトで、逆にそれがいい）

まあ～とにかく、このドラマは単なるエロドラマ、復讐ドラマではありません。

大人にこそ見て欲しい、大人のためのドラマです。

「dビデオ」契約中の大人な皆さん、是非一度見てみてください。

（このドラマ、いまだにDVD化されてないようですので、必見ですよ＾＾）

dビデオ「誘惑」