結局就職はできないまま、卒業してしまった。
僕の周りにも、就職が決まらないまま卒業した人は結構な割合でいた。
僕は倉庫の積荷のバイトのシフトを増やしていて、そのまま働く感じだった。
こんなことで、いいのだろうか?
という疑問を持ちながらも、自分で方向性を見出すことが出来なくて、タダ惰性で生きていた。
親には、正直にどこにも決まらなかったと言ったら、そうか~ま~チャンスはいくらでもあるさ!
と励まされてしまった(笑)
そして、薬は殆ど飲んでいなかった。
バイト先でベテランになったおかげで、たまに新人への説明や指導なんかをさせられる機会があって、そういう時は噸服した。
でもできるだけ、飲まないでいたかった。
これ以上量が増えるのが嫌だったのだ。
もっと重要なチャンスのときにだけ噸服しようと思ったのだ。
僕は本当は何かのプロジェクトを立ち上げて、それを成功させるような仕事がしたかった。
商社にいきたかったのはその理由である。
あとは、シンクタンク系でのそういう仕事はできるかもしれない。
しかし、そんな仕事は「あがり症」である自分にはとても無理だと分かっていた。
そうだ、どっかで、希望の企業へ就職できても、それは大変なことになるということを潜在的に思っていた気がする。
就職が決まってしまったら、実は困ってしまうというこに潜在意識は気づいていた気がする。
就活みたいな期間限定のものなら、薬で乗り切れるけど、ずーっと続くとなると、薬ではどっかで行き詰まるということが分かっていたのだ。
僕のなかの疑問は、薬を使ってあがり状態を押さえていると、やがて「あがり症」が治ってしまう人と、そうではない人の違いは何なんだろう。
その疑問の答えはずーっと後になって手にする>>>このプログラム<<<に解説されているんだけど。
当時は全くわからなかった。
その疑問の答えが、「あがり症」克服の糸口になるという予感がしていた。


