12月14日(土)は守り人の活動日でした。

 

この日の朝はとても冷えたので、重装備の方がほとんどでしたが、予想に反して暖かい一日となりました。

参加者は守り人22名、関西学院大学の学生さん2名の24名。

 

 

本日の活動は、

①里山管理方法の復習と共有。

②復習を踏まえた里山管理活動。

③来年度の活動についての話し合い(+ランチ会)。

 

 

初めて守り人活動に参加する学生さん。

ようこそ!楽しんでくださいね!

 

 

今年最後の活動ですので、これまで継続して実施してきた里山管理に関する復習をして、新人守り人さんや学生さんとも共有しました。

里山林の整備方法の確認事項には、次のようなものがあります。

・ササ刈りと細いヒサカキの伐採を重点的に実施する。

 (但し、常緑樹だからといって全て伐るわけではありません。)

・木を伐採するときは倒す方向を考えて、安全確認が重要。

 (当たり前のことですが、作業に集中すると忘れがち。)

・切り倒した木は太さごとに揃えてきれいに積み重ねる。

・切り揃える長さは、杭などに利用しやすい150cm程度。

・枝葉は細かく切って、堆肥置場に集積する。

 (堆肥置き場は次回の活動で作ります!)

・同じ場所に人が集まると危険です。10×10mの範囲で同じ作業

をする人は5名程度とする。

などなど。

これらを踏まえて、A湿原のフェンス沿いの里山林で作業を開始。

 

 

未だ管理をしていない場所は、中で作業している人がよく見えないくらい、密にササ類やヒサカキなどが生えています。

 

 

伐り出した木の枝葉は細かく切っておきます。次回の活動で堆肥置き場を作る予定なので、そこへ運び入れることになります。

 

 

ヒサカキなどを伐っていきますが、切り株が邪魔にならないように、できるだけ低い位置で伐ります。

 

 

長年放置されていた場所には倒木も多いので、それらも長さを揃えながら片付けていきます。

 

 

一人で黙々と木を揃える守り人さん。

なぜか湿原入口付近は作業人口が多いので、「反対側から作業を始めることにした。」とのこと。

なるほど。トンネルを掘るときみたいに、両端から作業を進めて行くのもいいですね!真ん中あたりで出会ったときには、里山林一帯がすっきりと明るくなっていることでしょう!

 

 

すでに管理した場所は、こんな感じです。

今回作業しているのは、この延長線上になりますから、里山林全体が繋がれば、見通しが見違えるほどよくなります。

ゆくゆくは観察路を歩きながら、木々の間からA湿原全体を眺めることができるようになるでしょう。

そんな素敵な眺めを想像すると、作業にも熱が入ります。

 

 

こちらはJ湿原の山手側です。

倒木や伐採された木が、たくさん放置されたままになっていて、継続して整備をしています。

 

 

ずいぶん進んだのではないでしょうか。

毎回作業を続けてきた成果ですね、見通しもよく、広々としました。

まだまだ続けたい気持ちはありますが、本日の、午前中の作業はここまで。

 

お昼は、来年度の活動についての話し合い&ランチ会でした。

 

 

来年も、引き続き楽しみながら、更に作業を進める予定です。

 

本日もお疲れ様でした。

みなさま、お元気でよいお年をお迎えください!