6月8日(土)に、「ハッチョウトンボとトキソウの観察会」を開催しました。

 

今回は、100名を超える参加申し込みがあり、30名の定員枠を50名に増やして実施し、小雨が降るなか、たくさんの方にお集まりいただきました。

 

 

JR相野駅から皿池湿原まで徒歩で向かいました。

田んぼ沿いを行く、色とりどりの傘の行列。

 

 

皿池湿原は、イベント時のみ公開しています。

通常は、ここより先に入ることはできません。悪しからず。

 

 

皿池湿原の概要などの話が始まると、ちょうど雨が上がりました。

本日は、3班に分かれて観察します。

講師は、三田市の里山のまちづくり課、皿池湿原の活動を担当するタカギさん、活動を支援するひょうご環境創造協会のトチモトさん、皿池湿原の守り人で、トンボのエキスパート、トラタニさん。

(青色のレインウェアは、取材に来られた読売新聞の記者さん)

 

 

ネジキの白い小さな花が、下向きに鈴なりに咲いていました。どんよりした梅雨空の下、涼やかな白い花が心を和ませてくれます。

イヌツゲの木にも、よ~く見ると、黄白色の小さな花がたくさん咲いていました。

 

 

トキソウがたくさん咲いていますが、ちょっと遠いですね。

こんなことを想定されてか、双眼鏡持参の方もおられました。

 

 

トキソウは、名前のとおり美しい朱鷺色です。

 

 

ここは間近で撮影できますね。

 

 

日が差すと、真っ赤なハッチョウトンボのオスが、湧き上がるようにたくさん飛び交い始めました。

 

 

雨降りで、生きものに出会えるか心配しましたが、「初めてハッチョウトンボを見たけれど、その小ささや赤色の鮮やかさに驚いた。」「参加してよかった。」との声が聞かれたので、良かったです!

 

参加していただいたみなさま、お疲れ様でした。

皿池湿原の魅力を少しでも感じていただけましたでしょうか。

これからも、市民ボランティア・皿池湿原の守り人さんをはじめ、みなさまとともに、地域の大切な場所として保全していきたいと思います。