6月24日(日)は皿池湿原ハッチョウトンボ親子観察会でした。

 

講師は、皿池湿原の守り人にしてトンボマイスター、自然観察指導員(日本自然保護協会)のトラタニさんです。

 

参加者は、子供7名、保護者7名、関西学院大学の学生3名、あびき湿原保存会1名、J:COMの取材1名、サポートの守り人8名、市ほか4名も入れて、合計32名の賑やかな観察会となりました。

 

 

相野駅に集合、徒歩で皿池湿原へ向かいました。

子供たちは、駅舎軒下の種類の違う2つのツバメの巣を発見したり、踏まれてしまったトンボの死骸を見つけて名前を尋ねるなど、早くも観察モードのスイッチオン。

 

 

道中、田んぼの稲が青々と伸びて、畔には色とりどりの野の草花が咲いていました。

 

 

皿池湿原への入り口に到着。

みなさま、皿池湿原の観察会にようこそ!

ハッチョウトンボをはじめ、たくさんの生きものとの出会いを楽しんでください。

 


 

このゲイトはいつもは環境保全のため閉鎖されています。皿池湿原は、見学会など決められた日にだけ一般公開しています。

 

 

湿原の涵養水は雨水のみで、貧栄養な環境です。湿原という環境に特有の植物や昆虫などを観察することができます。

 

 

湿原Gは小さな湿原ですが、とてもいい環境です。

手の届く場所に、たくさんの生きものが姿を見せてくれます。

夢中で観察…そして撮影!

 

 

ハッチョウトンボのオスは鮮やかな赤色ですが、メスは色がまったく違って、黄色と褐色の縞模様ですね。


 

赤いキャップの少年は、手作りのハッチョウトンボ用フラッグを持参して、貼り付けた一円玉とトンボを比べていました。

 

 

しっかりと握りしめられた手作りフラッグ。素敵ですね。

大人も子供も湿原Gは立ち去りがたく、「次へ行きますよ~!」と声掛けしても、なかなか離れられない人が多数いました。

 

 

湿原Aの視点場から、湿原全体を見渡すことができます。

イキイキ解説する講師のトラタニさん。

楽しく観察していただいて、この環境の貴重さを少しでも感じていただけると嬉しいです!

 

 

赤いキャップのフラッグ少年と取材のJ:COMさん。

 

 

女の子たちが追いかけているのは、2匹のカナヘビです。

「カナヘビ捕まえたい!」「あ、ちょっと触れたよ!」と、すばしこいのを何とか捕まえようと奮闘していました。

 

 

なぜでしょう、カナヘビは女の子だけに大人気。

 

 

木陰に入ると暑さがぐっと和らぎます。

湿原Aの池のほとりで、トキソウとコバノトンボソウなどを観察して、戻りましょう。

 

 

観察会の最後に、湿原の成り立ちや、保全していくために大切なことなどを写真で解説。たった今、見てきたばかりの湿原の話に、熱心に耳を傾ける参加者の方々。

 

 

みなさま、本日は暑い中お疲れ様でした!

ハッチョウトンボをはじめとした生きもの観察は、十分楽しんでいただけたのではないでしょうか。子供たちだけでなく、大人も自然と触れ合った楽しい時間だったかと思います。

またの機会にぜひともご参加ください、お待ちしております。

 

なお、観察会の様子は、J:COMチャンネルのデイリーニュース(6月28日)で放映されます。その後、1週間程度は、携帯アプリ「ど・ろーかる」でも視聴が可能だそうです。

見逃したという方は、皿池湿原のホームページでもご覧になれます。

どうぞご覧ください!