湿原の花がほぼ咲き終えたこの時期、恒例の湿原管理です!
10月の守り人活動日に、もしも管理の様子を覗いてみたいという方はお越しください~、と小さく呼びかけてみましたが、どなたか来て下さるでしょうか。
この日は、主にヌマガヤなどの高茎草本とササ類、樹木の伐採を行いました。
湿原の管理は、湿原周縁部のヌマガヤやササ類の伐採、湿原内部に侵入する樹木の伐採を行い、植生遷移による湿原の縮小・衰退を防止する活動です。
湿原管理は継続的に行っており、湿原Aで4年目、それ以外の湿原では2年目です。
お待ちしておりました!草地の植物が気になって見に来られた、守り人のゴトウさん、フジイさん、ヨシダさんです。親切に、お手伝いを買って出てくださいました。さすがに、守り人さんは何をされても慣れた手つきです。人手がいる作業なので、超助かります。ありがとうございます!
遠目に見えるのは、市のタカギさん。管理の様子を見に来られたのですが、いつのまにやら仲間入り。草刈りはプロ。慣れた扱いがカッコイイです。
気が付けばお昼の時間ではありませんか。
お腹が空いては、作業になりません。
お昼を食べて頑張ります!
午後も作業は続きます。よし、次、行ってみよう!
刈り取った草は一旦近くに集めておいて、フォークで運びます、よっこらしょ。集積場所の草の山がずんずん高くなっていきます。
草の束を担いで運んでの繰り返し。
草刈りと集める作業を、黙々と。
目に見えてキレイになっていくので、しんどくても気持ちいい。
伐採した植物は再生するので、良好な日当たりなど、管理により得られる効果を持続させるには、継続的に管理を実施することが必要です。また、低頻度の管理では、樹木が大きく再生するので、管理の効果が薄まるだけでなく、次回の管理に要する労力が大きくなります。
ということで、効果の持続や管理の労力の観点から、管理は毎年行うことが望ましいですし、美しい湿原景観を維持するためにも欠かせない作業です!!
ビフォー・アフターはこのとおり!!美しい!!
■湿原A
写真の色が違うのは、朝と夕方だからです。
秋の気配を感じる皿池湿原。
周囲のわしゃわしゃがなくなってます。
草ぼうぼうがスッキリ。
■湿原B
ここは、細い木の切り株が多くて、草を刈るのも、集めるのにもなかなか手強い場所です。
また、来シーズンも、水辺に咲き誇るサギソウが見られますように。
■湿原C
■湿原D
■湿原E
■湿原F
■湿原G
リンドウが咲いている場所は、刈らずに残しました。
目がチカチカします~。写真多すぎですね。
でも、キレイになって嬉しいので、たくさん写真をアップします。
次回の守り人の活動日には、ぐるりと一巡りしてみてください。