大谷翔平さん: 1994/7/5/ 21:05 岩手県
命式:甲戌年・庚午月・壬辰日・辛亥時
日主:壬水(壬辰日)/午未天中殺/壬辰魁罡
用神:金・水
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身弱か、身旺か。用神に関して。
まず命式全体を眺めると、真夏の午月に生まれた壬水日主で、年柱に甲戌、月柱に庚午、日柱に壬辰、時柱に辛亥が並びます。火と土の勢いが非常に強く、その中に金と水が鋭く光る配置です。壬水は本来大河や海を象徴するスケールの大きな水ですが、午月という真夏の烈しい火の季節に置かれているため、そのままでは水分を奪われやすく、身はやや弱め、いわゆる「身弱寄り」の日主となります。ただし、この命式には庚・辛の金、亥・辰の水がしっかり根を張っており、弱さの上に巨大なポテンシャルが積み上がった「大物の身弱命」と言ってよい構造をしています。
壬水にとって金は印星であり、水の源です。真夏の火を冷まし、壬水を生み出し続ける“母体”のような存在で、ここを用神と取ります。さらに金から生じる水、すなわち比肩・劫財もまた日主を助ける喜神です。一方、命式を支配している火と土は、壬水にとっては財星と官星であり、成果や責任、プレッシャーを意味すると同時に、身を削る負担にもなりやすい星です。この「火土の過剰」と「金水の用神」が、どのように働くかによって、人生が消耗で終わるか、大成へ向かうかが分かれていきます。この方の命式は、その両方の可能性を秘めながら、最終的には大成へと向かいやすい構造になっているのが特徴です。
日柱、壬辰に関して。
日柱の壬辰は、その人の素の人格と、生き方の軸、結婚後のパートナーとの関係性を映し出す柱です。壬は大海や大河の水で、枠にとらわれない広がりと柔軟さを持ちます。表面はあっさりとしていて掴みどころがないのに、いざというときには驚くほどの決断力と持久力を見せるタイプです。辰は春の終わりから初夏へ向かう“湿った大地”であり、水を多く含んだ土、水の倉庫でもあります。十二運は「墓」で、外側から見ると静かで控えめ、それでいて内側には膨大なエネルギーを蓄えている状態を示します。壬辰日生まれの人は、まさに「深い海の底にマグマのような力を飲み込んでいる」ようなイメージで、一見穏やかで寡黙でも、心の中では強烈な闘志や理想を燃やしています。
さらに壬辰は魁罡の一つであり、常識や平均値から大きく外れた人生を象徴します。自分で決めた道からはなかなか退かず、妥協や中途半端を嫌い、極端な形で物事をやり抜こうとする星です。この魁罡が日柱にあるということは、「生き方そのものが極端」「平凡で終わることを許されない」と読むことができます。良く出れば、誰も到達していない領域へと一気に駆け上がるカリスマ性、悪く出れば、頑なさゆえの孤立や燃え尽きとして現れますが、この命式では用神の金水がしっかり支えているため、その極端さがプラスに働きやすい方だと見ることができます。
月柱、庚午に関して
月柱の庚午は、社会に出てからの顔、二十代から四十代前半にかけての仕事運・社会運を表す柱です。午は真夏の強い火で、蔵干には丙・丁火と己土が潜みます。壬水にとって火は財星であり、成果、報酬、評価、そして「自分を削って相手に与えるエネルギー」です。午月生まれというだけで、「人生のメインステージは熾烈な競争の場」「常に熱く、激しい世界に身を置く」傾向が強まります。その上に乗る庚は偏印で、直感やひらめき、型破りな発想、専門的な技術探求を意味します。庚午の組み合わせは、熱い舞台の中で、自分だけのスタイルを作り出していく職人肌のプロフェッショナル。その努力の方向性が常識に収まらず、二刀流のような“前例のない形”へと向かいやすい配置です。
さらに重要なのは、この月支の午が午未天中殺の一角であることです。天中殺の場所は、「普通のルールが通じにくい領域」を示します。そこが月支、つまり社会運と結婚運の根っこに来ているため、仕事の進み方や結婚の形が、どうしても一般的な人生モデルから外れやすくなります。常識から見れば“無謀”とされるような挑戦が、不思議と許され、むしろ周囲から期待される流れになりやすいのは、この午未天中殺の影響です。妻星である丁火も午と戌の蔵干に二つ存在し、社会的な立場、結婚生活、仕事が強く絡み合いながら進んでいく命式であることが分かります。
年柱、甲戌に関して。
年柱の甲戌は、初年運と家系・ルーツ・育った環境を表します。甲は壬にとって食神で、のびのびとした感性、遊び心、表現力を示します。好きなことに夢中になって取り組む素直さや、楽しみながら力を伸ばしていく性質は、この食神甲によって裏付けられています。年支の戌は土の墓庫で、中に丁火・戊土・辛金を抱えています。丁火は家庭的な温かさや結果へのこだわり、戊土は責任感と義理堅さ、辛金はプロ意識や理論性を表し、厳しさと温かさが同居した家風として現れます。十二運は「冠帯」で、成人式を迎える前後の華やかさ、若くして頭角を現し、周囲から「将来は大物になる」と期待される配置です。
年支戌と日支辰が向かい合う辰戌冲も、この命式の大きな特徴です。辰と戌はともに墓庫ですが、その中身は相反する性質を持ちます。辰は水を含む柔らかな土、戌は乾いた硬い土。そこがぶつかり合うことで、互いの蔵干が開き、辰からは癸水、戌からは辛金や丁火などが表面に噴き出します。これがいわゆる天羅地網の相であり、家系と本人、環境と内面が激しく刺激し合いながら、常識では考えられないスケールで人生が展開していくことを意味します。ふるさとや家族との絆は強いものの、その枠に収まりきることはなく、やがて国や文化の枠を越えていく宿命です。
時柱、辛亥に関して。
時柱の辛亥は、晩年期、子どもや弟子、後輩との関わり方、そして人生の最終形を示す柱です。辛は印綬で、正統派の学び、資格、理論、知識の継承を象徴します。若い頃は偏印の庚が前に出て、直感と独自の感覚で道を切り開いていきますが、歳を重ねるにつれ、この辛印綬の「理論化し、体系立てて伝える力」が強くなります。時支の亥は水の本気であり、壬水にとって十二運は「建禄」。自分の居場所を得て、淡々と実力を発揮し続ける安定のポジションです。晩年になるほど、用神である金と水が安定して働き、プレーヤーとしてだけでなく、指導者・解説者・プロデューサーとしての役割が自然と増えていくでしょう。子どもや弟子との縁も良く、自分と同じく大きな夢を持った若者たちを、高いレベルで支えていく晩年像が浮かびます。
家庭環境に関して。
家庭環境について見ると、父親は財星である火、特に午と戌の中の丁火として表れます。真夏の火は熱く、結果にこだわり、「やるからには一流を目指せ」という価値観を持つ父親像です。壬水にとって火は身を削る星でもあるため、その期待や指導は時に強いプレッシャーになりますが、この命式では庚・辛の印星がしっかり絡んでいるため、父の厳しさは単なるスパルタではなく、技術と理論を伴った指導として機能しやすいと読めます。母親を表す食傷星=木は、年干甲と辰中の乙木として現れます。こちらは「のびのびさせてくれる」「好きなことに夢中になることを応援してくれる」優しいエネルギーで、父の厳しさと母の包容力がバランスを取りながら、一人の天才を育てていった家庭像が浮かびます。
恋愛・結婚に関して。
恋愛・結婚に関しては、妻を表す財星丁火が午と戌の二箇所に存在し、結婚のテーマが強い命です。午の中の丁は天中殺の領域にあり、戌の中の丁は辰戌冲の中で揺れ動きます。このため、「普通の結婚生活」からは少し外れたスタイルになりやすく、海外での生活、遠距離、夫婦それぞれが強い仕事を持つ形など、「世間一般の夫婦像」とは違ったあり方を選ぶ可能性が高いと言えます。しかし、妻星が複数あるからといって、それだけで離婚や女性トラブルを断定することはできません。この命式では、日柱壬辰の誠実さと「墓」の粘り強さ、用神金水の冷静さも強く働いており、一度心を決めた相手とは長く深く付き合っていく傾向が見て取れます。
時期的には、三十代の癸酉大運で配偶者宮の辰と支合ができ、結婚やパートナーシップが現実化しやすい運気に入ります。四十代の甲戌大運では、戌が再び日支辰と冲し、生活基盤や家族の形を大きく組み替える転換期となります。そこで仕事と家庭のバランス、住む場所、役割分担などについてしっかり話し合い、自分一人で背負い込まずに歩調を合わせていけば、この冲は「別れ」ではなく、「第二ステージへの昇格」として働いていきます。
仕事運に関して。
仕事運は、まさに「極限のプロの星」です。火土が強く、官財が旺じている命式は、激しい競争世界、結果が数字や成績で明確に出るフィールドに強く、スポーツ、エンターテインメント、トップレベルのビジネスなどと非常に相性が良いと言えます。そこへ印星の庚・辛が用神として輝いているため、感覚だけでなくデータや理論を重視し、自分のプレーや仕事を科学的に分析して磨き上げていくことができます。日支と時支に「墓」と「建禄」が並ぶことから、コツコツと積み重ねる職人性と、安定して力を発揮する持久力の両方を兼ね備えています。
財運に関して。
財運は、真夏の午と戌の中で丁火がよく燃えており、大型契約やスポンサー収入など、「一度に大きく動くお金」との相性が強い命です。ただし火の財星は身を削る星でもあるため、「お金のために無理をしすぎないこと」が大前提になります。幸いにも庚辛の印、水の亥・辰がしっかりしており、専門家の意見を取り入れたり、数字と理屈で契約内容を吟味したりする力があります。「自分の体と人生を守る形で契約を選ぶ」ことさえ忘れなければ、一代で大きな財を築き、それを守り、次世代や社会に活かしていける財運と言えるでしょう。
健康面に関して。
健康面では、火土が強いため、常に高負荷に耐える反面、オーバーヒートと蓄積疲労には注意が必要です。火は心臓・循環器・自律神経に、土は消化器や筋肉、関節に関わります。特に夏場や多忙なシーズンは、熱中症、炎症、疲労によるケガなどが出やすい傾向があります。ここでも鍵になるのは用神の金水で、科学的なトレーニング、クールダウン、十分な睡眠、水分とミネラルの補給など、「理にかなったケア」を徹底することで、持って生まれた回復力を最大限に活かすことができます。二十代後半から三十代の金水大運の間は、回復力も高く、しっかりケアさえすれば、多少の故障は乗り越えていける運気です。四十代の戌大運に入ると、それまでの蓄積と向き合う転換期となるので、プレースタイルや試合数を調整しながら「長く続けるための形」にシフトしていくことが大切になります。
大運の流れ。
大運の流れをまとめると、庚午・辛未の幼少年期は、火土と印星が強く、「厳しい環境で基礎を徹底的に叩き込まれる時代」です。壬申大運では、用神である金水が強く働き、自分の実力で世界に打って出る十年。
癸酉大運ではさらに名声が高まり、世界的なスターとして脚光を浴びるピーク期となります。
甲戌大運は、仕事と人生全体の大きな組み替え期で、第二のキャリアや家族の形を整えていく十年。
甲戌の大運は、年柱と同じ干支が巡る「律音」の10年で、子どもの頃からの原点=年柱甲戌(野球少年としての純粋な楽しさと、大物として育てられてきた家族・郷土の期待)が、もう一度、より大きなスケールで立ち上がる時期です。世界的な看板選手としての役割や、国・球界を背負う立場になりやすく、成功も注目も“音量が最大”になる黄金期と言えます。その一方で、大運戌が日支辰と冲するため、拠点やチーム、役割、家族の形などを大きく組み替えるタイミングにもなり、「野球人として何を成し遂げるのか」「どのような形で次のステージへ進むのか」を、自分の原点に立ち返りながら決めていく10年です。プレッシャーも増えますが、用神である金水(理性的な判断としっかりした休養)を大切にすれば、少年時代からの夢を世界レベルで完結させていく、非常に力強い運として働きます。
乙亥以降は、指導・プロデュース・社会貢献を含めて、より広い意味での「野球人生」「仕事人生」をまとめていく流れです。一生を通じて運勢は強く、そのぶん求められるものも大きい命式ですが、用神である金水を大切にし、「理性と回復」を常に意識していけば、その強さをプラスに活かし続けることができます。
総じてこの命式は、「静かな海の底に、とてつもない熱と意志を秘めた人」が、家族と環境に揺さぶられながら、常識を超えたステージへ押し上げられていく物語です。熱い世界の中で、自分だけのスタイルを貫き、世界の頂点に立ち、やがてその経験と知恵を次の世代へ手渡していく。その長い流れが、四本の柱と大運全体に、鮮やかに刻まれています。
来年、2026年に関しては、年運に丙午が巡る年になります。
大運に関しては、甲戌が、昨年、2025年から巡ってきています。
大運の天干が木で、地支が土。年運が上も下も、強い火。どちらも用神では無いので、彼自身が試されるような1年になるでしょう。
体力の消耗や、ケガには注意が必要で、いかに休みを上手く取りつつ、気分転換をはかれるかが、来年の活躍のポイントかなと思います。WBCにしても、出ない方が、本人の為かと思うのですが。
来年また、今年くらい。いや、今年以上の活躍などされれば、本当に魁罡。妖怪か、化け物の類かと思うような、超人的な男と言えるでしょう。
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