2泊3日の合宿から戻られた先輩、

色々とお話を伺うと、

私の学生時代の合宿とは大違いですねぇ。

 

まず泊まる場所が、

ホテルで一人一人、個室!

 

合宿=大部屋(男女別)

布団敷き詰め、もちろん冷房なし。

これ以外に想像したこともなかった。

 

さすがに社会人達メインとなると、

「練習の後、お昼は皆で食べるけど、

その後1時間ほどは各自部屋で休めて、

他人に気を遣わなくて済んだ♪」

な、何か贅沢な気がする。

 

学生の部活なら費用第一、

それに一応、寝食を共にするのもいい勉強でしょう。

全員同じ大学の学生ですし。

様々な年齢層、様々な人が集まる道場だと、

大部屋は色々不都合でしょうね。

「俺は大部屋は構わないけど、

さすがに師範と一緒だったらキツいだろうなぁ」

と言った(別の)先輩もおられました。

 

佐良の場合、

昔から割と団体生活に慣れてはいるので、

もし大部屋であれば、

いっそのこと、師範とご一緒してみたいです。真面目に。

変ですかね?

絶対、面白いですもん。見ているだけで!

寝起きまで一緒。

こんな機会、他にありませんから。

中途半端に4人部屋とか2人部屋よりは、

師範もろとも完全雑居か、完全個室がいい。

さすがに男女一緒は非現実的ですし、

神経の細かな師範が絶対嫌がるとは思いますが。

 

1泊目は皆寝てしまいましたが、

2泊目は有志の人数人で、先輩のお部屋に集まり、

飲み会となったそうです。やっぱりね。

 

 

  年配にも配慮した合宿稽古

 

朝と言えば朝練。

学生時代の朝練を思い出すと憂鬱ですが、

「そこは、参加者の年齢も考えてあって、

ランニングなどではなく散歩。

全体に、練習内容はよく考えられていましたよ」

写真で見ても、空気の清々しい緑美しい場所を、

和やかにお散歩、これはいいですね。

「体育館は冷房はなかったけど、

意外と気温は低めなので猛暑ではなかった」

 

……おかしいなぁ、

私達は毎年場所を変えて合宿しましたが、

海辺も山辺も、何だか暑かった

とにかく暑くて、風も通らぬ小さな体育館で、

延々基本やら、蹴り何百本やら消耗稽古をし、

合間には皆、道着を洗濯するので精一杯でしたが。

(そういう宿には洗濯機が沢山ありました)……

 

師範直々に、

普段はできない細かな技術解説メインで稽古。

実質、短期集中型の講習会です。

仕上げは師範も入って、組手。

お体の調子の悪い師範でしたが、

<皆を自在に動かしては的確に仕留める>

凄腕を発揮されたそうです。うわ~~見たかった。

私が行っていたら、参加できたんだろうか?

 

もちろん練習だけではなく、

楽しいレクリエーションもあって、

大人の休日でもあったようです。

猛暑の街中で心底うんざりしているせいか、

参加者がアップされる写真、

花咲き乱れる野山の風景だけでも、惹かれる。

 

こういう風景のありがたさ、

若いころはあんまり、感じなかった。

合宿先の風景なんて、

見事に覚えていないんです。

洗濯機を回してぼんやりしていたこと、

2~3人ずつお風呂を時間決めで急いで入ったこと、

温い水道水にスポーツドリンク粉末を溶かしたこと、

大荷物を下げて電車を待ち、日焼け止めを塗っていたこと。

そんな記憶しかない。

 

ただ、最終日は師範が所用のため、

師範代に稽古を任せて先に帰られたそうで、

聞いていてそこは、拍子抜けしました。

 

この日の稽古は、

先輩が早速、合宿で習った技を幾つか伝授して下さり、

今後の道場の方向性も感じられました。

 

いつもの道着・全身の防具に加えて、

3日分の旅支度、相当な大荷物は大変だっただろうな。

私はこの暑さに猫を置いておけないですし、

身体上に不安点もあり、さらに車酔いのしやすさ等、

行けませんでしたが、色々思いました。

 

  講習会より、週イチ稽古を

 

実力不相応に「黒帯! 黒帯!」

と急いでいたのは、

黒帯研究科に入りたかったから。

当時は、毎週のように師範がこちらの道場に、

ご指導に見えていたからです。

でも、師範のご体調もあって、それが自然消滅(?)

 

師範はそろそろ第一線を退きたい反面、

教えたいことはますます多く、

高度化された技術体系を、

動画とテキストで伝えきれるわけがないので。

今後もこうして講習会形式で、

不定期に指導されるんだろうか。

そこで会得された高段者が、我々に伝授する形に…。

 

大半の社会人道場生も、仕事や家庭の都合がある、

遠くまで一日~数日を潰して教わりに行ける人は、

少数であり、

その方々が師範代と共に要となるのかなあ。

 

でもやっぱり皆、

師範に直に接して伝わるものが大きいはず。

 

今の私には、新たな技術を短時間で会得できる能力がない。

熱意だけはあっても、

合宿に行ったところで、アレは難し過ぎる。

ああいう講習はパーッといっぺんに説明するものだから。

 

本当を言えば、

ほぼ毎週、

師範稽古を復活させていただきたいんですよね…。

師範には体力的に酷なのでしょうが、

あくまで勝手な希望です。

(当然、参加費用が加わってもいいです)

 

何曜日と固定しないで、

予めご都合のいい日と場所を早めに流してもらえれば、

かえって集まりも良くなる気がします。

 

それと平日なら、仕事帰りに急いで寄る人が多いので、

もう防具はなし、にして欲しいなあ。

ビジネススーツ姿、仕事カバンに、道着だけで一杯一杯。

真夏のスイカみたいな防具セットなんて、

会社へ持ち込みにくい。

組手稽古というより、技術講習メインになるのであれば。

 

…なんて、ここだけの話。