さて、昨日寝る前にイメージしていた早朝ランニングをするか。
それとも、しばらく書き込めていなかった本の感想を書き込むか。
など人は日々多かれ少なかれ色々な選択をしながら時間を過ごしていて
またその選択によって人生が変わっていきます。
コロンビア大学ビジネススクール教授のシーナ・アイエンガーはこの
人が選択する事について研究・実験を重ね、選択に与える影響や要因」などに
ついて書かれているのが、「選択の科学」です。
【言葉に残ったメッセージ】
・わたしたちが「選択」と呼んでいるものは、自分自身や、自分の置かれた環境を
自分の力で変える能力のこと
・わたしたちは自分の信念と行動の矛盾に気付くとき、時間を巻き戻して行動を
取り消す事はできない為、信念の方を、行動と一致すうように変える
・人は記憶の中の取り出し易い情報に注目し、重視することが多く、ひいてはそのような
情報を基にして判断を下す傾向がある。
・自分に何かの行動をとる自由があると信じている者は、その自由が失われるか、
失われそうになるとき、心理的反発を感じる。心理的反発とは、「失われそうな自由、
または失われそうな自由を回復しようとする、動機付け状態」のこと
・選択における負担を軽減する方法は①選択の一部を他者に委ねる②自分の行動に
制約を加えることで、選択のプロセスを自分に有利に変えること。
以上、選択に正解・不正解はないとしても、自分の人生にとって納得のいく
選択をしていきたいと思える一冊。
選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)/文藝春秋
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