酷い事件がありました。
ポイントは
①加害者が精神疾患?の疑いがあること。
②障害者を殺人することに対する社会的な反応です。
①一年ほど前に医療観察法を書きましたが、この対象になるかもしれない
ということです。刑事責任を負えない状態という判断になると精神障害者に
対する偏見の助長になるのではと考えてしまいます。
②一部のネット情報では障害者殺人に肯定的な意見をもっている人も
いるようです。
その一部を考えたいと思います。生産性のない障害者にたくさんの税金をかけるのは
無駄なので、意思反応できない人は殺して、他に必要なものにお金を当てるべきだ。
という話のようです。
仮にそれを実際に行ったらどうでしょうか?待機児童や老人施設の課題、生活困窮者が
いくらか救われるかもしれません。
しかし、愛する人と愛の結晶を設けたときに、判断能力が乏しい障害児だとすれば
その子どもを殺すことになるわけです。
行く先を考えて発言しているのかな?障害フォビアという言葉があり、フォビアは恐怖症
という意味だそうです。なぜ、差別・偏見を抱くのか?自分との差異を受け入れられないから
だそうです。そして、それは会う機会の欠如によってより強化されます。
自分が障害者で第三者から「あなたは必要の無い人間ですから殺します」といわれ、
殺人罪にならない世の中ってどう思いますか?