うちの親父は木版画機械印刷という、ちょっと特殊な印刷屋さんでした。
昔は馬楝 (ばれん)と呼ばれる道具で、木版画を印刷していましたが、それを、いち早く機械を導入して、生産性を上げるという、当時では、かなり画期的な手法を使った印刷屋だったようです。
その工場が、下京区にあり…
僕もは、そこの二階に数年間住んでいた事がありました。
今は、親父の兄ご夫婦が住んでおられ…
もうじき娘さんと同居するということで、そこを出られると…
当時から親父はその印刷会社を兄弟で営んでおり…
親父が引退した後も、弟さんらで続けてもらっていました。
そして今回、その工場の機械を吉祥院にある印刷会社に引き取ってもらい、いよいよ自主廃業する事にしたと連絡をいただきました。
なので、もう引き払われてしまう場所を目に焼きつけるべく、親父の初盆に京都に帰ってきている兄貴と訪問しました。
とりあえず、写真におさめていきましたが…
もうボロボロでごちゃごちゃなのは、御愛嬌ということで…。
上の写真は、印刷した紙を挟んでおく道具です。
お婆ちゃんにゴハンを作ってもらってた台所。
昔の家なので、まさにうなぎの寝床。
ズドンと細長いです。
流し台もステンレスではなく、タイル張り。
皿を落としたら、確実に割れるやつ。(笑)
ここは、仕事をしていたおじさん達の奥さんでさえ、入れてもらえなかった工場内。
多分、初公開ですね。(笑)
ここに機会が4台置いてあったんですけど…
もうスッカラカーン💧です。
ここで幼少期は、親父に散髪もしてもらってました。(笑)
お婆ちゃんが使ってた、古いタンスですね。
ここには電話が置いてありましたが…
もう台すらありません。💧
前にも書いたかもしれませんが…
これは、僕と兄貴が幼少期、シールを貼っていた階段の壁。
電車に新幹線…
スペクトルマン…
ウルトラ怪獣…
ウルトラマンも懐かしいです。
この急な階段…
幼稚園の時、一回だけ転げ落ちて、お婆ちゃんにヨシヨシしてもらった覚えがあります。(笑)
2階のこのロッカー、親父が引退する時に、中身を片付けに来ました。
いろんな物が出てきたような…。(^^)
三階の倉庫に行く、更に急な階段。
まぁ、ごちゃごちゃですけど…
なんだか寂しいですね。💧
ここが2階にある、離れで…
当時、僕らはここで寝ていました。
屋根部分は、お婆ちゃんの植木がいっぱいでした。
懐かしい…。(^_^;)
そしてトイレも…
ほとんど変わらず…今でもトイレットペーパーでなく、ちり紙を使ってはりました。👀
すげ〜!💦
数年間の短い間でしたが…
住んでいたその時の思い出が、そのままいっぱい詰まっていました。
とにかく僕にとって大切な場所…には違いないです。
綾小路通なので、なんとなく、そのうち、改造されて飲食店になってそうなので…
もし、そうなったら、食べに行ってみたいですね。
どうせなら、オシャレな店になって欲しいな。
( ̄▽ ̄)