いきなりパート分けることになるとは思わなかった。
続き。
語学留学を決めたはいいものの、行き先に悩みました。小学生の頃から好きだったビートルズを追い求めて、イギリスというのがまっさきに浮かび。
今まで学んできたのはアメリカ英語。このままアメリカ英語を追究すべきかなとも思ったり。自然豊かで英語以外の部分も楽しめそうなオーストラリアorニュージーランド…
と悩んでいるうち、また僕の考えは横道に逸れはじめます。オーストラリアで日本語教師のアシスタントボランティア募集。いいなぁ。英語使って生活するし。
この頃の僕は完全にボランティアをするということにやたらこだわり、また魅力を感じていたなと思います。
どうせ海外へ行くなら長期で、と思っていた僕は渡航先を決定する前に休学することだけは早々と決めていました。休学の許可をもらうためにはゼミの教授のサインが必要相談も兼ねて教授の元へ行きました。
僕のゼミの教授はキリスト教学の研究者です。人のために何かをしようとする俺かっけー精神に溺れていた僕は、サインもらえるだろうと意気揚々と研究室のドアを叩きました。
却下されました。
あなたは一年間休学をする。大学の勉強をお休みすることにはなるが、自分の求めることのため何かを学ぼうとする意識は素晴らしい。で、このボランティアに参加してあなたは何を学ぶんですか?自分の学生生活、勉強をお休みして、他の誰かのために尽くす。一見正しく美しく見えるがその自己犠牲であなたはあなたの時間を無駄にするだけにならないか。せっかく休学するなら自分のためにその時間を使いなさい、と。
ぐうの音も出ません。俺かっけー精神まで見透かされてまた猛烈に恥ずかしくなりました。
そして、そもそも休学を何のために取ろうとしたのか、英語を話せるようになりたいというその動機から外れず、その目的のために素直に語学留学しようと軌道修正しました。
教授にそのことを話すと、語学留学結構。どこいくのと聞かれ、イギリスがいいかなと思ってますと言ったら、イギリスもアメリカも日本人の渡航者が多い。異国の地で日本人の友人を見つけるとその嬉しさでつい日本語で話してしまいがちになるから日本人いないとこに行きなさい。
アイルランドがいいじゃないですか。
あ、アイルランドですか…(どこだっけ)
アイルランドは苦しい歴史を歩んできたゆえに、人は痛みを知っています。だから優しく親切な方が多いです。私の友人もいます。アイルランドいいですよ。
あ、アイルランドですか…(さむいとこ?)
第一印象は、どこ?でした。
しかし家に帰りネットで調べてみると、アイルランド政府観光庁のホームページに行き着きます。(http://www.discoverireland.jp)
平和なエメラルドの島。ざわ。
さらに調べると2005年、ユーロ圏住みやすい国ランキングにランクイン。ざわざわ。
ケルト文化の本場。酒と音楽の国。ざわざわざわ。
一晩ですっかり魅せられてしまいました。一晩で決めました。
そして、2011年5月末、東日本大震災の衝撃にまだ心揺さぶられていた僕は日本を離れ、アイルランドへ向かいました。
長々とした経緯ですが、この挫折と遠回りなくして語学留学を決意することはありませんでした。挫折遠回りも無駄ではなかったと今では思えます。
日本からアイルランドへの直行便は今は無く、どこかの空港を経由しなくてはなりません。経費のことも考え僕が選んだ経由地点は、アブダビ。エティハド航空。アラブ首長国連邦国営航空会社。フワーオ。
聞いたこともない航空会社でそれまで名前も知らなかったアブダビなる都市を経由して行くことに一抹の不安を覚えていました。その話はまたにします。
次でいよいよアイルランドの概要をまとめたいと思います。
