はじめて仕事のことを書きます。
少し前、女子の医学部受験の点数調整で話題になっていましたね。
たしかに、出産で女医の一時的な離脱は非常に多いと聞きます。(私もです…)
しかもやはり昼夜問わず呼び出しがあるような激しい現場では子育て期間中は働けない…
私のようなアラサーは医師の中では(1番若くて初期研修後26才になるのかな?)もれなく若手部隊に入ります。
本来ならば進んで重症患者の診療にあたり、
その上診療時間外に研究を進め、
昼夜問わず病院に駆けつけなければいけません。
私のかわりにもし、男性や子供を産まない選択をしている女性が受験で合格して医師になっていれば
今この時間も誰かの命を救ってくれているかもしれないし、私の離脱で負担をかけているアラフォー、アラフィフDr.にほんの少し、家族との時間や心休まる時間を与えているかもしれない…と思います。
子供が生まれる前は、
子供が生まれても自分は大丈夫!
両親や夫の支えが充実しているから、
仕事は今まで通りできる!
と思っていました。
でも、子供が生まれてからは、そうは思えなくなりました。
子供のそばにいたい、出来る限り成長を見守りたいという感情が芽生えたからです。
そして子供には子供の想いがあり、母親を求める気持ちだってある…
結局私は、復帰後も出来るだけ子供のそばにいたくてバリバリ働くことができませんでした。
女医が子育てをしていても働きやすいシステムの構築、というのは簡単ですが、
実際は難しいこともあります。
病気に昼夜はないし、患者さんだって自分が急変したときにすぐに駆けつけてくれる主治医がいいに決まっています。
患者さんの身体のこと、病状のこと、これからの希望など、主治医でなければわからないことがたくさんあるため、
当直Drがいてもやはり急変すれば主治医がいかなければならない
という現場は多いはず。
私は、自分が最優先にしたい大切な物が出来てしまった今、患者さんの病状に全責任がもてない、自信がないと思うようになってしまいました。
育児も仕事も完璧にこなしている女医さんもたくさんおられるけど、少なくとも私はそんな器じゃないなと思います。
子供を産む前と同等には患者さんと向き合えてないと感じます。
その上、
休んでいる間に忘れた知識、
最新の情報に乗り遅れ、
やっと習得した手技は劣化し、
カンは鈍る
なのに昔のようにがむしゃらにやる時間はもうないし、
どんどんひろがる同期との差
くじけそうになるときもあるし、
もう現場はやめて
負担の少ないアルバイトだけしようか
なんてちょくちょく思うし、
そんな風に臨床の現場から離れる女医さんも
少なくないのではないでしょうか。
これから高齢化がすすむ社会において、機動力のある医師がますます必要になるのだろうし、
そうなると男性医師の需要が高いのも非常に理解できます。
でも
私は女医さんが好きです。
身近にいる先輩ママDr.大好きです。
きめ細やかな医療ができて、
患者さんへのあたたかみがあって
チームへの気配りが行き届いている。
(もちろん男性医師にもそんな方たくさんいます!あくまで私の周りではの話です)
私も、彼女たちのように
諦めないで、
医療の世界に食らいついて
いつかは、私がいてよかったと
誰かに思ってもらえるママDr,になれるよう
頑張りたいと思います。