吐き出された白い吐息
心が落ち着かない時は
窓を開けてベランダに出る。
夜の、そして冬独特の
ピンと張りつめた空気を
思いきり吸い込む。
それを何度か繰り返す。
私の口から吸い込まれた空気は
肺を満たし、次第に体中を満たしてゆく
雨の匂いも混じっている
ゆるりと瞼を閉じ、
体を静けさの中に漂わせる。
空気の冷たさに頭もキンと冷え冴えていく。
ぐるぐると回っていたものが
しっかりと見えてくる。
見上げれば、曇天。
星は見えない
変わりに街の灯りが目に入る。
その儚げで頼りなく、
現実のものとは思えない夜だけの灯り。
しかししっかりと、いつもそこにある灯り。
それらを見つめながらもう何度目かの深呼吸
冬の夜の細やかな幸せ
そしてリセット
おやすみなさい