大好きだった貴方が亡くなってしまったことを幼馴染みから聞いた。
─今は感傷的になっている場合じゃない─
こんなことを言っておきながら自分は感情のままに動いていた。
終いには宙に浮いていた体が地面へと落ちていく。
─貴方がいなければ生きる意味がない─
─また家族を失わなければいけないの?─
ふと昔のことを思い出す。
両親を亡くし、行き場のない私に貴方は…
─一緒に帰ろうぜ─
ただ一言。嬉しかった。
寒がっていた私にマフラーをくれた。
私は思った。この人を守り抜こうと。
もういっそのこと死んでしまおうか。
貴方との日々が走馬灯のように脳内で流れ出す。
─この世界は美しくて残酷だ─
死んだら貴方に会えるかな?
いや、死んでしまったら貴方のことを思い出すことはできない。
私は生きる!!
そして貴方のことを忘れない!!
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そうしたら、貴方は生きていた。
心拍数が聴こえて…。
私は大声で泣いた。
私の大切な家族…。
これからも守ろうと誓う。
これからの未来、私や貴方、人類は笑い合って平和に暮らしているのでしょうか?