ーーーーーー 9月30日夜

 

翌日の仕事のため、たまには早めに寝るか・・・と思い立ち、

23時頃に寝床へ潜り込んだ。

体調に若干の違和感を感じていたが、三十路オーバーの身体だ、そんなことはよくある。

とっとと寝てしまおう。

 

 

・・・・眠れない。

もともと平熱が高く、多少の発熱は気づかないはずだがどうにも熱っぽい。

手元のスマホを確認すると時計は1時を指している。

2時間近くベッドで過ごしていたようだ。

(さすがにおかしいな)

鈍感な俺も拭いきれない違和感を感じ体温計を取りに行くことにした。

「38.6」

あちゃー・・・やっちまった。

予想以上の自分の体温に若干引きながらも考える。

 

(喉が痛いしいつもの扁桃腺か…?)

(この熱だと明日下がってるか微妙だよなぁ)

(コロナはさすがに無いと思うけど…)

 

様々な思考が逡巡するなか、なにはともあれ職場への電話を決意する。

「夜遅くにすいません、実は…」

 

かくかくしかじか、と状況を説明し、とりあえず翌朝の様子を見て再度連絡することを決める。

電話後、痛み止め兼熱さましでロキ〇ニンを叩き込み、再度寝床へ。

 

~10月1日朝~

 

恐る恐る体温計を手に取り熱を測る。

「36.6」

ほっと胸を撫でおろした。

体温も下がったし、出勤できるな~と思いつつ職場へ電話、すると

「病院行ってこい」とのお言葉。

たまたま人員も余っていたらしく、もしものことがあってはいけないということで

診察を受けてきなさいとのことだった。

この時は熱も下がっていたため

(サクッと病院行って帰ってきてのんびりするか!)

なんて悠長なことを考えていた。

 

10月1日 9時過ぎ

 

早朝の電話をしてから華麗に二度寝を決め込み診療の始まる9時ごろに目を覚ます。

起き上がった瞬間に違和感を覚える。

(おやおや…?こいつは…)

嫌な予感が的中していた。

38℃、再発熱である。

とりあえず行ける病院を探す。

情勢が情勢なので最寄りの内科に電話で受診できるか確認をとるが…駄目である。

3件、4件と内科の病院に電話したがどこの病院もこの情勢のおかげで

発熱した患者は受診させてくれないのだ。

診てくれても車で少し話を聞き、とりあえずの処方をしてくれるだけ。

それじゃ困ると考え、導き出した結論は

「コロナ関係の相談センターとかならどっか斡旋してくれるんじゃね?」

であった。我ながら安直である。

 

そうと決まればということで携帯取り出しポパピプペ~、

すぐに相談センターの連絡先を発見し電話をかける。

…ここから急に話が大きくなるのは言うまでもない。

電話口で対応してくれた妙齢の女性に

ここ数週間の行動や居住地、職種等々、根掘り葉掘り確認される。

何を隠そうわたくし、9月の月末に2度関西への旅行をしていたのである。

 

「最近、県外へ行かれましたか?」

「月末に2度ほど関西へ…」

「ッハァ~~~~(クソデカため息)…どんなご用事で?」

「あの、、、ライブハウスでライブと、買い物で・・・・」

「ッッハァァァ~~~~~~~(クソデカため息リターンズ)」

 

なんやかんや話をした末に

”お前にはPCR検査を受けてもらう、慈悲はない”

とのお達しを受ける。

保健所から連絡がいくから待ってろ。と言われしぶしぶ自宅待機。

待つこと数十分、保健所からの着信が入る。

こちらの電話でも最近の行動、居住地、現在の症状の確認を受けた。

諸々説明し終えるとやはりPCRを受けるべきだと伝えられ、

今度は病院から電話かかってくるから待ってろ、とのこと。

こちらも待つこと十分、病院からの連絡が入る。

「〇〇病院の△△です~」

来院時間、持ち物、現地での待ち合わせ場所等を伝えられ受診の準備が整う。

 

相談センター→保健所→病院と華麗な連係プレーを見せつけられ、

たじたじになりながらも準備し、指定された時間に病院へ。

病院に着いてからはスムーズなものだった。

完全防備のスタッフに連れられ、個室に通され、多少の問診後に検査をされた。

PCR検査ってどんなことするのかなって思ってたけどインフルエンザの時の検査と同じで

鼻の奥の奥に棒をねじ込まれてグリグリされるタイプの検査だった。

検査と問診含めても10分程度で済んですぐに帰らされた。

室内のPC、キーボード、モニター、すべてがビニールに包まれ、

徹底してるなぁ…ってのはすごく感じた。

診察料とか検査料は後日郵送で請求されるらしい。

あと実際の症状等に関しては診察してくれないから、コロナじゃなく発熱してても理由は

その場でわかるわけではないのが難点。

 

PCR検査を終え、帰路につく。

検査の結果は翌日の夕方までには出るらしい。

この間省略しているが職場や最近会った人間への連絡等も繰り返し行っていて、

正直考えるとこが多すぎて頭パンクしそうになってた。

 

自宅に帰ってからは目につく箇所の消毒除菌をできる限りして、

ひたすら水分をとって寝るを繰り返していた。

最高で体温が「39.7」をたたき出した時は流石に恐怖した。

30年以上生きてきてここまで熱出したことも続いたこともなかったし、ましてやこの情勢、

覚悟を決めなければならないと思った。

いいのか悪いのか、実家暮らしゆえ両親が多少の世話を焼いてくれるが

うつすしてしまう可能性を考えると申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

「家族なんだから気にするな」と言ってくれて本当に良い両親をだなと

こんな時だがとても嬉しくもなった。

そんな両親に迷惑をかけている自分が本当に惨めに感じた。

薬を処方されたわけでもないので後は祈りながら眠るしかなかった。

 

10月2日

ひたすらに寝ては起きるを繰り返し、7時頃一度体温を測った。

「37.2」

下がってはいるが平熱までは戻ってきていない。

いよいよダメか、個人情報出ないとはいえニュースか。。。

いろんなことを考えてるうちに昼頃、電話が鳴った。

「〇〇病院です」

きたか…

 

「PCR検査の結果ですが、陰性でした」

 

陰…性?

「この後も発熱等の症状続くようなら医療機関を受診してくださいね、それでは」

案外そっけないものである。

なんにしても陰性、コロナにはなっていなかったことに全力で安堵した。

 

 

両親、職場、友人等へ陰性だったことの報告を済ませ一息つく。

午後になり、医療機関を受診しに行き

「扁桃炎ですねー、ピークは越えてそうです」との診断を受ける。

抗生物質や痛み止めなどの処方をもらい、家へ。

 

これにて「オタク、PCR検査を受ける」ひとまず終幕である。

 

 

今回の教訓

  • 今の時期、熱が出たら一般の医療機関は普通に受診できなくなる
  • 発熱度合いにもよるが各自治体の「相談センター」へ連絡してみるのも手。
  • いろいろあるが正直に話そう(嘘ついてもいいことない)」
  • 対策しててもなるときゃなる。
  • でもできることはやっといて損ないので手指消毒やマスクをしよう。
  • 不安になる行動はまだ控えておこう。

 

正直、精神的にだいぶ疲れたししんどかったのでしばらくは大人しくしてます。

推しメン達のライブが再開されて、対策もしっかりしてることは重々承知してるけど、

今しばらくは我慢しようと思います。。。

 

駄文長文、ここまでお読みくださってありがとうございました。