HDDに溜まったドラマをほぼ見終わったところで、
誘惑に勝てずNetflixの無料トライアル始めてしまいました。
そしてたまたま一番に見始めたオレンジ・イズ・ザ・ニュー・ブラック
もう面白すぎて、他のドラマが目に入らなくなったいつものパターン。
ゲーム・オブ・スローンまでそっちのけで(笑)
この一週間このドラマの虜になってます。
簡単にネタバレ感想を。
これ、ハウス・オブ・カードに続いてネットフリックスがオリジナルで制作したドラマで、
ネットでいっきに配信してるもの。
出演してる俳優さんたちは、数人をのぞいて初めて見る方々ばかり。
無名の女優さんを多く使ってるみたいだけど、みんな上手いの。
無名だけに、リスクを恐れずの体当たり演技だしね。
白人の方々はわざと黄ばんだ歯にしたり虫歯にしたり、
黒人の方々は最近じゃ見なくなったチリチリの地毛での熱演。
おせじにも美しいと言えるビジュアルじゃあないけれど、
見てるうちにキャラクターたちにどんどん愛着がわいてくる
レズビアン、人種差別、ドラッグ、虐待、暴力などなどなど、
日本じゃ絶対にタブーといえるようなきわどいテーマを、
これほどまでに明るく(?)さらりと描いてしまってる潔さ。
ストーリーは、パイパー・カーマンという白人女性のノンフィクション小説をもとに
描かれたそうで、
主人公の名もそのままパイパー。
レズビアンの元カノのせいで、麻薬取引にかかわり、
15か月の実刑を受けてしまう。
そこはPrison(刑務所)じゃなくJail(拘置所)だというセリフにもあるとおり、
我々が想像する刑務所とは若干違う感じ。
鉄格子やカギのついた部屋に閉じ込められるわけでもなく
軽い仕切りがあって受刑者どうし出入り自由の
まるで女子寮のような感じ。
受刑者は厨房や図書室、電気工、運転手、倉庫係などなど
それぞれの仕事を割り当てられ、
ある程度自由に、その部署を取り仕切る。
受刑者たちは元ジャンキー、レズビアン、性転換した黒人男、元シスター、
妄想で結婚を夢見るストーカー、狂信的キリスト信者とユニークきわまりなし。
彼女たちを取り仕切る看守やカウンセラー、所長補佐などの面々も
それぞれに訳あり、問題あり。
誰しも個性豊かすぎて、
怖い物見たさ、キワモノ好き(笑)の方には必見のブラックコメディですわ~
私、フラッシュバックの手法ってあんまり好きじゃないんだけど、
この人たちがどんな境遇で育ったのか、
どんな罪を犯したのか、
それらを描くフラッシュバックはすごく興味深くて面白いです。
一話が60分あるので1シーズン13話だけど、ずっしり見応えあり。
女子か!と思えるほど卑猥なセリフ満載なので
お上品な方は引いてしまうかもしれないけど(笑)
受刑者たちの友情や裏切り、駆け引き、
悲喜こもごものヒューマンドラマでもあり、
考えさせられることも多くて、内容はかなり深いです。
テーマは違うけど、ブレイキングバッドやサン・オブ・アナーキーを見たときの高揚感
に近いものを感じつつ、すでに2シーズンぶん見てしまいました。
残る1シーズン、少しペースを落としてゆっくり観ようかな~。
いや~、ムリだろうな。きっとイッキ見だw
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