年に数回やってくる。
電話に出たくない日。
授業が終わって家に帰ってきて、
食事を終えて少しグタァ~と横になろうと思ったのだが、
なにか感覚的に体が重いことに気付いた。
昨日は十分な睡眠を取ったはずなのに、
訳が分からない。
少し経ったら勉強をしに学校へ戻ろうと考えてた身にしてみたら、
大部迷惑な話だった。
しかし体の不調に勝てるわけも勝とうとする気力もなく、
特に眠気もなかったが、
人と会話をするのに気だるさを感じ、
オフライン表示でさえのメッセも、
サインアウトしてしまった。
出ないでシカトしてたのもあったかもしれないが、
携帯会社からの勧誘の電話が続き、
とにかく携帯のバイブが耳につく。
電源を切ることにした。
知り合いからの電話も鳴ることがない。
でもそれでも良いと思った。
結果何にも縛られず、
ドラマを見たり、
ギターを弾いたり、
自分の使いたいように自分の時間を使うことが出来た。
でも特に気分も体調も優れなかった。
やっぱり頭のどこかで「電源を切った」ことを気にしてる自分に気が付いた。
「明日電話するね」と言った子にも電話していなかったことにも気が付いた。
だから電源をつけてみた。
着信アリの知らせは一件も届かなかった。
そんなものだ。
丁度いい具合に睡魔も襲ってきたのをいい事に、
自分をアホ臭く感じるのも嫌だし、
未だに人と会話するのも気が乗らなかったから、
寝ることにした。
電源を切って。
ソファで数時間寝た後、
ちょうど夜になっていたので本寝しようとベッドに移動した。
そしたら夢を見た。
昔使っていた実家の2階の一室で私が寝ている夢だった。
真夏の蒸し暑い夜、
網戸にしようとなぜか部屋の窓と格闘してる私。
外はもう真っ暗で、
家の中に人気はなく、
私は少し怯えていたように思える。
私が網戸と格闘している最中(さなか)、
玄関の鍵穴をガチャガチャする音が聞こえた。
一瞬にして体が凍りついた気がした。
網戸どうのこうのの話ではなく、
「やばい!変なヤツだ!窓閉めなきゃ!!」
と慌てた結果再度窓と格闘するのだが、
その音が止むと、
玄関脇にスーツ姿の父を見つけた。
「なんだ、お父さんだったんだ。。。」
と安心するよりも先に、
「お父さん!!!!!!!!」
と悲鳴にも近い助け声を挙げていた。
父はその声に驚き、
私が家に居たことも気付いていなかったらしく、
「シーーーーーーーーーッ!」
と人差し指を口の前に出して近所迷惑を心配している様子だった。
父は仕事関係の外出で、
少し会話をした後出掛けていった。
直後、
ものすごい孤独感に襲われた。
その時間家にいないはずがない母を呼ぼうとしたが、
起きた時点で家に一人だということは感じていたから、
考えた。
ものすごく考えた。
夢の中、
半分涙目で、
なんでいないの?
と訴えた。
案外簡単に答えは出た。
そうか、今私カナダにいるんだ。
直後目が覚めた。
夢の中の孤独感を引きずったまま・・・
すぐさま携帯の電源を入れ、
本当だったらとうに電話してるはずの友達に電話した。
出なかった。
自業自得だ。
電話してなくてごめんね。
さおりんごでした