今日は「絆プロジェクト」の取材に長田区に行ってきました。
震災で一人娘を亡くされた方にお話を伺いました。
なぜかその日は眠れず明け方ウトウトしかけたところに激しい揺れがあり、すぐに飛び起き脱出したため命が助かったそうです。
近所に住む兄弟たちを助けたあと、娘さんが一人暮らしをしていたアパートへ行くと、そこはすでに燃え尽きた後でした。
「生きているに違いない!」そう信じ、避難所を探しまわりましたが、3日後遺体をアパートの焼け跡から発見。
なぜ一人暮らしを許してしまったのか?
なぜ一番最初に助けに行かなかったのか?
自分を激しく責め続けていたそうです。
震災から10年経って、ようやく娘さんが小さい時に撮った録音テープを聞くことができたそうです。
そしてやっと楽しかった日々の思い出が蘇ってきたとおっしゃっていました。
「死ぬまで娘の供養をし続けていく」
その言葉に込められた深く大きな娘さんへの愛を苦しいくらいに感じて、言葉もありませんでした。
きっとその想いは、どれだけ時間が経っても変わらないのだと思います。
「痛みを知ってるから、傷の治し方もわかる」
その一言が印象に残りました。
深い痛みを味わったからこその優しさと強さも感じる方でした。
今日は東京で観光してる時に偶然出会ったという、福島出身の青年が来ておられ、一緒に写真を撮らせていただきました。
この作品をぜひ今月東北に持っていきたい…!
伝えたいことがたくさんありすぎて、短い原稿の中にとても入りきらないわーー(^_^;)
がんばろ…!
きっとこのプロジェクトをしていなければ、こうして直接お話を聞けることもなかったかもしれない…。
こんなに色々考えたり感じることもなかったかもしれない…。
すごく大きな勉強を今させてもらってるんだと思います。
ありがたい!
ひとつひとつの出逢い、大事にしたいです。