モザン人は白人が苦手? | ♥つゆ子のReal Africa Life♥

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TCE(Total Control of Epidemic/HIV・AIDSの啓発活動 in Africa)の活動を通して得た経験、感じた事、人との出会いを記していきたいと思います^^*



こんにちは、つゆ子です^^*

今日は、モザン人の白人に対する接し方を記事にしたいと思います★







以前お伝えしたように、今から約3週間前、新メンバーのルーカスとシンディが私の任地にやってきました!



2人が来るって分かった時に、私はひそかに楽しみにしていた事があります^^*





「モザン人は、白人に対してどんな接し方をするのか!」と言う事です。






モザン人は人と接する事が大好きなので、全然知らない人でも私達を見かけると中国人と思って「ちゃいーな!」「チンチャンチョーン!!」って話しかけてきます。


【その様子をレポートした記事があるので、まだ読んでいない人はこちらをどうぞ^^*


http://ameblo.jp/saori-tce-mozambique/entry-11239451375.html








正直、これがめっちゃウザいww









それを言われる度に「ジャポネーーーーザ!!!」って、言い返したり

機嫌悪い時にしつこく言われると、更に機嫌が悪くなって、悪態をつくのが私の日常w









アジア人の顔を持つ人には中国人!って言ったり、中国語のものまねをするモザン人。







じゃあ、(ぱっと見)白人・ヨーロッパ人に見えるルーカスとシンディは、モザン人に一体どのようなイジラレ方をされるのかがとーーーーーっても気になってきました。









いざ彼らが到着し、街の紹介を兼ねて彼らが生活で必要な物を買う為に、私とTakuya、シンディ、ルーカスの4人でマーケットに買いに行きました。






「ついにこの時がきたーーーーー(・∀・)!!2人がどんな反応、あしらい方をするのか超楽しみ

「ブランコ(白人)って言われるのかな?アメリカーノって言われるのかな?」

って1人で妄想を膨らませてワクワクしていました。











が、しかし・・・







何分経っても、何十分歩いてもだーーーーーれも話しかけて来ませんでした。








本当に、誰一人として無反応。








むしろ、彼らと一緒にいるせいか、いつもなら「ちゃいーな^^」「ちんちょーーーん!」って言ってくる人達も私達に絡んでこない・・・。







「一体、何が起こった?」って思って、その日の夜にTakuyaとそれについてディスカッションしました。



Takuya も同じことを感じていたようで、原因を探りました。






で、私達が考えた、モザン人が新メンバーに話しかけない一番有力だと思われる原因は「歴史」に関係があるのではないかという結論に至りました。









昔、ポルトガルにこの雄大な大地を占領されていたモザンビーク。
他のアフリカ諸国もヨーロッパ諸国によって占領されていた事を考えると、ヨーロッパ人(白人)は彼らにとって敵・支配者と言う見方になってしまうのではないか?という考えに至りました。



(この事に関しては、Takuyaが既に素敵な記事をUPしているので、こちらをご覧ください^^*)

http://ameblo.jp/luckycharm431723/entry-11251262515.html







シンディとルーカスはコロンビアとブラジル出身なので、彼らの国もヨーロッパ諸国によって植民地化されていた歴史があるけど、2人は肌の色も白いし、整ったヨーロッパ系の顔をしているので、見た目でヨーロッパ人と判断・勘違いされて一線を引かれているように感じました。







その様子を見てから、モザン人が「ちんちょーーん」「ちゃいーな」って話しかけてくる事が急に愛おしくなりました。(・∀・)







毎日毎日「中国人中国人」ってカンフーのものまね付きで言われるのは本当にウザイけど、ここに来た当初、ポル語を全く話せなくてモザン人と接するのが本当に怖かった時に「ちゃーな」って向うから話しかけてくれた事によって「ジャポネーザ!!」って言い返して、そこから話題が膨らんでモザン人と話すきっかけが出来ていたのもまた事実。







あの、ウザい程しつこく言ってくる「ちゃーな」が無かったら、私は現地の人達に溶け込むのにもっともっと時間がかかったのかなって思います。







向うから話しかけて貰える事は、実は凄く幸せな事だったんだって新メンバーが来てから実感しました。

こーゆー状況にならないと、自分が置かれていた状況が、実はとっても幸せな事だったんだって気付けなかった自分。










2人が来てくれなかったら、この事にはたぶん一生気付かなかった。


普段生活していて、自分にとって当たり前のことである小さな事に幸せを感じることって忘れがちやけど、自分が置かれている状況に幸せや喜びを感じる事って、生きていく上ですごく大切なエッセンスだと思いました。






当たり前の事を幸せと感じる力を持つ事は、自分の人生をより鮮やかで豊かにする重要な要素だと思いました。






人間ってバカな生き物やから、きっと数カ月後には「中国人」って言われることに対してまた嫌気がさしたりウザいって思うんやろうけど、この気持ちを風化させたくないなーなんて思っています。








「ちゃいーな」って言われてウザいって思ったら、この記事を見返そうw

ブログって、自分の気持ちの備忘録にもなるからイイネ(・∀・)







そんな感じて、「ちゃいーな」って話しかけてくれる人には、敬意を持って接していきたいと思います。笑









Beijo









Tsuyuko