撮る幸せも見る幸せも。

一枚の写真で生き方も変わる。
PhotoWin 福田沙織です。

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今日もブログを読んでくれて有り難うございます。

今日は3月11日。

東日本大震災から9年。

毎年数日前からなんとなくざわざわして、

11日は朝からあと何時間、とカウントする日。

いつの日か「あの日」が共通語になった日。

そして14時46分をすぎると、

「9年前の今ごろはこうだった」と

時計を見るたびに思い返す日。

今日は仙台市民広場の献花会場へ行き黙祷。

献花をして手を合わせた時は

安らかに、という言葉以外出てこなかったなぁ。

毎年毎年なんとなく落ち着かないけど、

落ち着かなくていいんじゃないかと思っています。

テレビで復興という言葉を聞くたびに覚える違和感も、そのままでいいんじゃないかと思っています。

道路や建物が新しくなってもイコール復興ではないと思うし、笑顔がどうのこうのとテレビのニュースキャスターが言ったところで、それはあなたが行ったから笑って対応してるのであって(もちろん笑っていることは嘘ではないけど)、きっとため息ついたり泣いたりすることはあるでしょうに、笑顔イコール復興と一括りにしてしまって、その余白というか中間というか…… そこに思考を伸ばさずイコール復興と言っていいものかと勝手に腹が立つ感情もそのままでいいんじゃないかと思っています。

腑におちることはないだろうし、そうやって考えることが大切なんだと思うから。

いまここで、9年間を振り返ってあれこれ書くことはしないけれど、

このブログの「311大震災」のカテゴリーを見返してみると、いろんな出会いや、その時々で思うこと、考えたことがあるなぁとなんだか自分じゃないような気がしたりして。

こじつけのようだけど

今直面しているコロナウィルス問題は

「もう一回足元ちゃんとみて、命の大切さを考えろよ、モノの大切さ、生きる術を考えろよ」と言われてるような気がしてならないなぁ。

たった9年で、いろんなこと忘れるなよ、と。

地球ができてからを24時間で考えると、

人類誕生から現在は、23時55分くらいだそうで。

人類が誕生してからまだ、たったの数分。

その中のたったの9年間。

大事なこと忘れるには、早すぎるんじゃないかい？

そう問われていると思わずにはいられません。

まだ行方不明者は4000人以上だそうで、

今も探し続けている方たちがたくさん。

月並みだけど改めて生かされていることの有り難さを刻み、自分の短い命をしっかり生きなければなんだか罰あたりだなぁ。

震災後、さまざまな場所で撮影をさせてもらったけど、この南三陸の光景は忘れられない光景のひとつ。

ここに道路ができて建物ができてみんなが普通に車で通りすぎているなんて、この時は想像できなかったなぁ。

未来を描く力、ビジュアリゼーションの力って大きい。

今はこうだけど何年後の私はこうありたい、家族や地域、社会はこうだったらいいなと描く力を鍛えていきたいな。

東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

God bless you！

あれこれ思い巡らせる日、3月11日。