今日は、「好きな映画は?」と聞かれた場合に
私が必ず答える映画、「ジョゼと虎と魚たち」をアモーレと観た
2年前に彼に勧めて観てもらったときに「何が良いか分からない」
と言われたきりになっていて悔しくて、
その世界を伝えられたらと思い今日一緒に観たわけだが
結局のところのその彼の感想は変わらず、
私もその魅力を言葉にして伝える事ができずに
もどかしさにもがくより彼のいる場所へ行く安堵感へ逃げたかったのだろう
同じくその日観たアモーレお勧めの「シーサイドスクワッド」
こっちのほうが私も好きだわ。と言ってしまったことを今反省すると共に撤回したいと思う。
夜更けにひとりジョゼと虎と魚たちの映画の何に魅了されたのかを考えてみた
その作品との出会いは私が20歳の頃だった
20歳までの自分と、20歳以降の自分、現在31歳の自分
心の場所が変化していることに改めて気が付いたのだが
20歳までの自分は、常に無常感覚への切なさに取り残され
私はずっと過去に想いを馳せていたように思う
ページがめくられいざその章や物語が終わってしまったことを
受け入れるまでに時間がかかり、膝を抱えて終わった物語を想っていた
結末はかならずしもハッピーエンドでなくてもいい
確かにあった輝いた時間や本当の想いはそこにあって
終わってしまっても生き続ける
それをそっと抱きしめて、時々本のページをめくるように思い出して
そんな風に今を生きることの、なんて言ったらいいんだろ。
美しさって言ってしまうとちょっと違うんだけど、
人生の機微というのだろうか。
それを感じることができるから、きっと好きなんだ。
安心するんだろうと思う。
それを言ったらアモーレが、
「そうは思わない。もし今自分が、今建ててる家にやっぱりひとりで住みたいって言ったらどう思うの?さおりんはいろいろ捨てて自分と一緒になるつもりだったけどそう言われても2年間一緒に過ごした時間が幸せだったから、良かったなって思えるの?
と言い、
「いや、思わない。ふざけるなのたれ死ねって思う」
と答えて、「ほら、そんな綺麗事はない」のだと結ばれ、
そういうことになった。
でも違うんだよなー。
眠いので一旦ねます💤