これだけ時間が経つと、ガッツへの印象が大分変わってくる。記憶の中のガッツは、とにかく強くて、周りの迷惑顧みずの狂戦士(ベルセルク)だったが、今読み返してみると、ガッツはめちゃめちゃ優しくて人情の分かる男に見えてくる。そして、カッコいい。昔読んだときは、こんなにカッコいいとは思わなかった。すまん、ガッツ、見る目がなかった。
ある時、ゴッドハンドと呼ばれる人外たちが地上に降臨し、ガッツの友グリフィスは、ゴッドハンドの一員となる。ゴッドハンドのリーダーボイドは、これも因果律の内と言う。ガッツはゴッドハンドにはなれない。因果律の内に居ないからだ。と。
グリフィスは因果律に選ばれた者であり、エライ人なんだ、ガッツは選ばれてないから、ダメ、そんなふうに昔は読んでいたんですよ、恥ずかしながら。
でも違った。
例え、魔王になれるとしても、運命にしたがっているだけなら、それは結局自由ではない。ガッツの生き方こそが、自由でカッコいいんだって、思うようになりました。作者も、そういうつもりで書いてる。ガッツは、運命や困難に立ち向か い、もがく、そこがいいでしょ?って作者は書いてる、はず。
気付くの遅すぎだな、自分。