大空渡@ozora_wataru山田洋次監督作品『息子』を観ましたが、とても良い映画だった。物語としては、『東京で暮らす2人の息子が心配な父親』と『田舎に一人で住む父親が心配な子供たち』という二重構造になっていて。一定の年齢になるとこういう話がズシンと来るよう… https://t.co/a8FKFQQkoq
2021年09月23日 00:28
大空渡@ozora_wataru『高齢になった親をどうするか』は現代における永遠のテーマではなかろうか。昔ならそういう問題はなかったかもしれない。田舎に生まれたら長男が家を継いで親を看取る。でも現代の日本において、もうそれは絶対のものではない。田舎に帰ってはそれで喧嘩になり、東京に呼び寄せても喧嘩になる切なさ。
2021年09月23日 00:28
大空渡@ozora_wataru東京で定職に就けない次男の仕事仲間が、東京では大企業だけが儲けてると怒る。しかし、大企業に勤めてる長男は朝から出勤して家に帰るのが夜の10時11時だと描かれる。そこに田舎に一人で住む父親を呼び寄せる。東京という町は誰にとって幸せなのか、よくわからない町として描かれている。
2021年09月23日 00:28
大空渡@ozora_wataruしかし、そんな東京にも、恋愛して結婚して、家族を作ることだけは、かろうじて幸せがあると描かれる。親からすれば、幸せになってくれればそれだけでいいんだ。親の心配なんてしてくれなくていいんだ。そういう物語として帰結していく。
2021年09月23日 00:28
大空渡@ozora_wataruただし、子供からの視点で見ると、高齢になった親をどうするのかという問題は、何も解決していないように見える。そこがこの映画のズシンと来る所なのかもしれないと思う。アマプラなどでも観れるので、あなたが35歳オーバーなら、見つけたら観てみると良いと思う。いろいろ考えるだろう。
2021年09月23日 00:28
大空渡@ozora_wataruたぶん、見るタイミングを選ぶ映画なんじゃないかと思う。あまりに若い時に見ても分からないと思う。息子の視点しか分からないし、親の視点が分からない。まだ親も若いし大丈夫でしょとか思ってしまう。そうなるともったいない。あなたが、もしくは親がまだ若いなら、これは今見なくていい映画です。
2021年09月23日 00:28