今年の漢字 | 羽前日記

羽前日記

男も女もすなるブログといふものを、われもしてみむとて、するなり。

帰するところ、わが余生を若者応援団として過ごしたい、そのために老化をなるべく遅らせて、との想いが強い。

昨日決まったのが「安」だそうだ。
「不安」の「安」であることに間違いない。

待てよ、「大活躍」した「安倍」の「安」か!
3位が「戦」だったという。

安倍政権が昨年の特定秘密保護法から始まって、集団的自衛権行使容認の閣議決定、戦争法案の強行採決と、矢継ぎ早に、ここ70年国民が死守してきた平和主義と立憲主義を踏みにじった。

悔しいのは、与党の中に、真剣に日本の将来を憂慮する政治家が皆無。政治屋しかいないのか。

去る10月24日の「生命について」の講演の中で耳にしたことが忘れられない。それは大要:

「国も同じで、大きな声の人はやっぱり得をするようになっていて、それで悪賢い権力を握っている人は誰でも納得しそうな目標を決めて、これに向かって努力するのがいいことだ、みたいなことをどんどん言います。経済第一に考えないといけないと言うと、みんなはやっぱりお金儲けをすることがいいことだというふうに思ってくる。思っているうちに、だんだんお金儲けだけが一番大事なことになってしまうというような危うさが、やっぱり人間がみんなで暮らしている中ではあるのだと思います。やっぱり私たちは自由に自分の気持ちの中でいいことをしようと思って、そのいいことを追求しながら日本という国ができあがってきたわけで、それは決して忘れないようにしないといけないことなのだと思います。」

国をリードする権力者が、「日本人の心」を失ったら、それこそ「日本人の命」を失うことになる。

2年前の、一連の法案がなかったころに戻りたい。

でないと、死ぬに死ねない。