最後 最期 | 不透明硝子日記
うちの祖母は

半年位前から危篤状態です

でも、介護保険やなんやかの都合らしく

無理にでも一週間に一回は家に運ばれてきています

しかし、それも、もう

体力的に無理だそうで

今日、家に帰ってきているのが最後になるようです



母は、そのことを食事前に私に言いました

母も大変なのでしょうが

食事前に聞きたい話ではありませんよね


という話を電話でしていたら

いつの間にか泣いていました

小さい頃の思い出がリアルに蘇りました



ああ、人が亡くなって いくというのは

こんな感じだったんだ


私はどちらかというと祖母が好きではありませんでした

しかし、祖父がなくなったときに泣き崩れる姿や

その後痴呆が激しくなったこと

ほとんど接点を持って生活していないかったこと

で、祖母への気持ちは変わっていたのかもしれません


例えば、祖母が亡くなったとき

私は泣くのでしょうか

そして

祖父が亡くなって泣き崩れる祖母を見て

ゴミを見るような目つきをした母は

どんな顔をするのでしょう


やっと解放されたとホッとするのでしょうか

それともやはり、ここぞとばかりに泣くのでしょうか


それがわかるのはそう遠い未来ではないようです