前回のPART1では、私とマリンライナーの馴れ初め基礎について語りましたので、本稿では実践編ということで停車駅や編成などの運行状況について解説していきたいと思います。

 

快速マリンライナー・高松行き

 

 

 

 

  1.運行状況

 現在、快速マリンライナーは上りの岡山行きが35本下りの高松行きが38本の合計73本が運行されています。最高速度は130km/hで、高松~岡山間を最速52分で結んでいます。列車番号は3100M番で、下りは3101M、3103M、…3175M、上りは3102M、3104M、…3170Mと続きます。マリンライナーは快速列車ですが、他の快速列車とは異なり、次のような特徴があります!

 

①日中のほとんどの列車が全区間、主要駅のみに停車する。

②高松側の先頭車には2階建て車両が連結されており、グリーン車および普通車の指定席パノラマシートが設定されている。

 

 これは、マリンライナーが本州と四国を結び、岡山で新幹線と連絡するため、他の連絡列車である特急南風や特急しおかぜと同格に扱われているためです。また、高松駅、坂出駅、児島駅、岡山駅のホームにはマリンライナーの乗車口表示が足元やホームの屋根の支柱、吊り下げ札に表示されています。

 

マリンライナーと寝台特急サンライズ瀬戸号の乗車口表示(高松駅・9番乗り場)

 

 マリンライナーは、基本的にJR四国の5000系電車・3両編成JR西日本の223系5000番台・2両編成5両編成で運行されますが、早朝や深夜などは3両編成や2両編成などの珍しい編成も存在します。詳しくは次の章で解説します。

 

 

  2.マリンライナーの使用車両と編成

 前述したようにマリンライナーの運用にはJR四国の5000系電車・3両編成JR西日本の223系5000番台・2両編成が使用され、前者はM編成、後者はP編成と編成記号が振られており、M編成はM1~M6編成の6編成P編成はP1~P7編成の7編成あります。

 また、M編成は高松側の先頭車にパノラマシートを設けた2階建て車両が連結されています。ちなみに5000系電車は223系5000番台と機器類の仕様が共通なので、JR西日本の通勤・近郊型車両と同じ旋律のミュージックホーン(メロディを奏でる仕様の警笛)が搭載されています。

 

 

 マリンライナーは、基本的にM編成(3両)×1P編成(2両)×15両編成で運行されますが、M編成のみの3両編成P編成のみの2両編成更に基本の5両編成にP編成を増結した7両編成と様々な編成のパターンがあります。

 

 

 ちなみに7両編成で運行される岡山行きのマリンライナー8号と10号は、高松行きのマリンライナー1号と3号がそれぞれ終点の高松に到着した時に前者と連結し、岡山へと向かいます。また、連結作業終了後に1号と3号の乗客が降車し、ミュージックホーンなどの点検作業を行います。そのため、この増結作業時はマリンライナーがミュージックホーンを鳴らす貴重な瞬間を目にすることができます。このミュージックホーンを鳴らす作業風景の動画は私のYouTubeチャンネル「さぬきの鉄ヲタチャンネル」にてショート動画で公開しております。気になる方は是非ご覧ください!!

 

 

  3.マリンライナーの停車駅

 マリンライナーの全列車が必ず停車する駅は高松、坂出、児島、茶屋町、岡山で、日中の列車は早島または妹尾のどちらか、通勤・帰宅ラッシュ帯は早島、妹尾の両駅に停車します。更に早朝・深夜帯は、端岡や鴨川、児島~茶屋町間の各駅、備前西市や大元などにも停車し、普通列車に近い停車パターンをとる列車もあります。

 

<マリンライナーの停車パターン>

①パターンA:高松、坂出、児島、茶屋町、妹尾、岡山

下り:3・13・17・21・25・29・33・37・41・45・49・53・61・65号

上り:18・22・26・30・34・38・42・46・50・54・58・62・66号

 

②パターンB:高松、坂出、児島、茶屋町、早島、岡山

下り:15・19・23・27・31・35・39号

上り:20・24・28・32・36・40・44・48・52・56・60・64号

 

③パターンC:高松、坂出、児島、茶屋町、早島、妹尾、岡山

下り:5・9・11・43・47・51・55・57・59・63・67・69号

上り:12・14・16・68号

 

④パターンD:高松、坂出、児島、茶屋町、早島、妹尾、大元、岡山

下り:7号

上り:6号

 

⑤パターンE:岡山、大元、妹尾、早島、茶屋町、植松、木見、上の町、児島、坂出、高松

下り:1号

 

⑥パターンF:岡山、妹尾、早島、茶屋町、上の町、児島、坂出、鴨川、国分、端岡、鬼無、高松

下り:71号

 

⑦パターンG:岡山、大元、妹尾、早島、茶屋町、植松、木見、上の町、児島、坂出、鴨川、国分、端岡、鬼無、高松

下り:73号

 

⑧パターンH:岡山、大元、妹尾、早島、茶屋町、植松、木見、上の町、児島、坂出、鴨川、端岡、高松

下り:75号

 

⑨パターンI:高松、鬼無、端岡、国分、鴨川、坂出、児島、上の町、木見、植松、茶屋町、早島、妹尾、備前西市、大元、岡山

上り:2号

 

⑩パターンJ:高松、坂出、児島、茶屋町、妹尾、大元、岡山

上り:4号

 

⑪パターンK:高松、坂出、児島、茶屋町、早島、妹尾、備前西市、大元、岡山

上り:8号

 

⑫パターンL:高松、坂出、児島、上の町、木見、植松、茶屋町、早島、妹尾、備前西市、大元、岡山

上り:10号

 

⑬パターンM:高松、端岡、鴨川、坂出、児島、上の町、木見、植松、茶屋町、早島、妹尾、岡山

上り:70号

 

 快速マリンライナーの停車パターンは上記のように13パターンあり、そのほとんどがパターンA~Cで運行されます。この3パターンは日中と帰宅ラッシュ帯に設定されており、ほとんどの方がご存じなのではないでしょうか。それ以外の10パターンD~Mは、早朝・通勤・通学ラッシュ帯と深夜帯に運行されています。これは、早朝・深夜帯は普通列車やほかの快速列車の本数が少なく列車数を補完する必要があるため、香川県内は鬼無、端岡、国分、鴨川に、岡山県内は児島~茶屋町間の各駅(上の町、木見、植松)と岡山市近郊エリア(備前西市、大元)に停車するようになっています。

 

 

  4.始発列車と最終列車

 マリンライナーの起点・終点駅である高松、岡山駅では、高松駅の始発列車は4:35発の快速マリンライナー2号・岡山行き、岡山駅の最終列車(新幹線含む)は、23:47発の快速マリンライナー75号・高松行きとなっており、香川~岡山間の移動の利便性と重要性を物語っています。ちなみに快速マリンライナー2号は5:45に岡山に到着し、始発の新幹線(のぞみ号・東京行きとこだま号・博多行き)に接続します。また、快速マリンライナー75号は終点の高松駅には日付が変わって0:53に到着します。かつては、岡山駅を0:12に発車し、高松駅に1:21に到着する快速マリンライナー77号が設定されており、2021年~2022年の1年間、夜行列車を除いた日本で最も遅い時間に到着する終電として知られていました。2022年のダイヤ改正で廃止されましたが、現在のマリンライナー75号もかなり遅い時間に運行しており、茶屋町駅にて先に岡山駅を発車した宇野みなと線の普通・宇野行きに連絡しているため、岡山から市内近郊エリア、玉野市方面、児島エリア、坂出方面、そして高松への深夜の移動に大変便利だと思います。2025年に快速マリンライナー75号に乗車した際に、1号車のパノラマシートからの全面展望の動画(高松運転所~高松駅到着まで)をYouTubeに投稿しておりますので、よろしければそちらもご覧ください!なお、マリンライナーのパノラマシートでは夜間やトンネルの多い区間でも乗務員室の遮光カーテンを閉めずに運行しますので、始発駅から終着駅まで、瀬戸大橋などの雄大な景色を楽しむことができます!

 

 

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  5.まとめ

 さて、本稿ではマリンライナーの運行状況、使用車両と編成、停車駅に加え、高松駅と岡山駅の始発列車、最終列車について解説してきました。快速マリンライナーはただ早いというだけでなく、時間帯に応じて停車パターンを変えるなど、経由路線と新幹線との接続など利用客への考慮がされており、大変奥が深い列車であることをあらためて感じることができたと思います。2回にわたってマリンライナーについて語ってきましたが、本ブログを通じて多くの皆様にマリンライナーの奥深さやすばらしさが伝わることを心より願っています。本ブログをご覧いただきありがとうございました!