3年が経つ3.11を迎えて | みちしるべ

みちしるべ

人は生まれによって尊からず

その行いによって尊し

かけた情は水に流せ

受けた情は石に刻め

右は極楽 左は地獄

心ひとつが道しるべ

あれから3年が経った。
3.11は人生を変えた。
今まで見えたすべての景色が変わった。
今まで大切だと思ったいたことがよりはっきりと見えた。

3.11がきっかけで仕事を変えた。
居る場所が変わった。
仕事の目的が変わった。
出逢う人たちが変わった。
出逢う人たちと話すことが変わった。

自分が人生で何を成し遂げたいのか
自分が死んだ時、何を残したいのか
恐らく先に逝く親に、自分の背中を見せるべきひと達にナニを残すべきなのか
伝えたいのかすべて変わった。

3.11は生まれ変わった日だった。

3.11は震災関連死を含めると2万人を超えた。
今も主に60歳以上の高齢者が、心労・孤独の中、避難生活の内に亡くなり続けている。

あれから3年。
3.11という日はどうしたらいいのか、今でもわからない。
大切な人やふるさとを失った人たちの心は、知りきることはとてもできない。

自分は3.11という日に亡くなった方々は私たちを生んでくれたのだと思う。
生命の誕生ということでなく、大切な価値観を生んでくれたのだと思う。

だからその命がけの教えに応えたい。
それを約束して、追悼の日としたい。

大切なことを教えてくれてありがとうございました。
今日まで導いてくださってありがとうございました。
皆さんが、望んでいた笑顔を守っていけるように生きます。