不肖山笑、ひとり愛車に乗って、
岩国にやって来ました。
12.3年ぶりでしょうか。
岩国にやって来ました。
12.3年ぶりでしょうか。

清き流れの錦川、城山から吹き来る緑の風。
眼を遮る風光はあの頃のままであります。
この町は、僕が20代後半の数年間を過ごした、
思ひ出多き場所なのであります。
その町に数年間過ごしていながら、
今まで一度も訪れたことがなかった場所があります。
「竜護寺(現・清泰院)」であります。

そうです、ここは、福原越後公が、
「禁門の変」の責を負って切腹させられた場所であります。
嗚呼、福原越後公。
公のおかげで、
長州藩は第一次長州征伐の危機を救われました。
否応なしに歴史転換劇の舞台に押し上げられ、
悲劇の主人公となった越後公。
現在、この地は保育園になっています。
今日も子供たちの元気な声がこだましていました。
辞世「くるしさは絶ゆるわが身の夕煙
空に立つ名は捨てがてにする」
嗚呼、越後公よ・・・。

かつて公も眺めたであろうこの風景を目にしながら、
僕はひとり、感慨に打たれるのでありました。





