北方の山々は大方冠雪し、冬の訪れを告げている。紀伊半島の山も12月には降雪に見舞われることだろう。
シーズン残された一月は、地元の谷に再び捧げようと、10月31日~11月1日
で、大杉谷の与八郎谷に行ってきた。初日は、ついでに大杉谷に掛かる光滝を登った。
大杉谷・光滝にて。
1ピッチ目は、私のリードで、左岸スラブから中段テラスを目指す。容易だ。
与八郎滝50m。
一般には出合に掛かる滝がそう呼ばれているがホンモノはこの滝だ。
与八郎谷は、『秘瀑』を見ていて気になった谷で、この本を見なければなかなか行ってみたいとは思わなったと思う。出合から続く連滝帯は、写真以上に迫力あって、満足した。アプローチが面倒でなければ、もっと沢山の入谷者を迎えただろう。
今回ベースにした堂倉避難小屋は、私たちの思い出が詰まった場所だ。沢登りを始めた頃、コージとここに籠って、堂倉本谷を始め、ミネコシ谷や石楠花谷など上流部の枝沢を探索した。昨年は9年ぶりにこの小屋に宿を借りて、堂倉滝を登攀して堂倉谷を溯行した。
今回の光滝登攀と与八郎谷溯行は、困難さはなかったが、故郷に帰るような優しさと温もりをしみじみと感じだ。
わらじのHPにも報告があるので以下を見て下さい。
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