11月22日、23日の二日間で、東ノ川中ノ滝右岸を登攀してきました!
 
 
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2ピッチ目開始点にて。
     
 
 東ノ川中ノ滝は、大阪わらじの会ルートや奈良山岳会ルートのある左岸側はよく登られていて、私たちも二度、訪れたことがあります。
 中ノ滝の右岸も登られているということを、以前どこかで聞いていて、随分前から知っていたのですが、いつ、誰が、どんなラインで登ったのか、全く知らずにいました。ふとしたコージの思いつきで先日、中ノ滝を見に行ったのですが、右岸も登れそうという感触を得て、この週末、チャレンジしてみることにしました。
 
 通常は流水のある壁もすっかり乾いていて、これとないコンディション。下段部は、すっきりした岩での快適なフリークライミングから始まりますが、中段部は一転し、際どいブッシュ便りの人工登攀を強いられました。ここでは二本残置があったので確かに先行者はいたようです。
 そして、上段部は、砲弾のように落石が飛び交うボロボロのルンゼの内面登攀。中段から上段への繋ぎ目で左岸に渡ることになりましたが、しかし、それ以外はすべて右岸にラインを取ることができました。
 
 全11ピッチ、高度差約320m。スケールといい、登攀の困難さといい、自分たちの臭覚だけを頼りにラインを見出していく悦楽といい、今年の最後を飾るのにふさわしい最高に充実した山行となりました。
 
 詳しくは、コージのレポ(http://blogs.yahoo.co.jp/ryuu_no_hana/33134726.html
、また、後にアップするわらじのブログを見て下さい!
 
  大峰・台高を極めるには、ここ、大台ヶ原を極めなければならない。東ノ川界隈の渓谷と岩壁群の解明。来年以降の私たちの新たな指標となった山行でもありました。