みひろ さん、コメントありがとうございます。ペコリ

IOPを知らないダイバーの方のために、少し補足しておくと、IOPの水中地形は岩の入江の真ん中に砂浜のようになっています。その砂浜は結構急勾配でそのまま水深100mほどまで落ちているのです。水中でダウンカレント(深い方への水流)が発生すると、捕まるところがないためそのまま下へ下へと流されてしまいます。そのダウンカレントの流れは速く、横を向くと水中マスクがずれてしまうほどです。ひぃー

その対処方法ですが、
1.BC・ドライスーツの空気を抜き、すぐに着底する。
2.ナイフを持っているなら、ナイフを海底に刺し体をできるだけ低くしてナイフにつかまる。ナイフを持っていないときには、指を深く砂底に刺します。
3.フィンは自動車のスポイラーのようにならないかといろいろ試しましたが、結局フィンの先を砂に刺すのが一番いいようです。
4.数分すると流れが弱まりますから、左右近い方の岩場へ向かう

一度イメージしておくと、すぐに対応できます。

sanregがこのとき落ち着いていたから対応できたわけではなく、こんな本を読んでいたので対応できました。
「ダイバーズ バイブル part1~5」
 著者 小出康太郎
 出版社 アクアプラン

残念ながら廃刊になっているので、図書館で借りるかamazonまたは古本屋さんでしか手に入りませんが、一度読んでおくと水中事故を防ぐことができる、大変参考になった本です。確か「月刊Diver」の連載記事「危機からの脱出」で続けているような気がしていますが、どうでしょう。

sanregはこの本を持っていたのですが、誰かに貸したはずです。誰だろう!?