お盆休みには 誰も音沙汰なし

 我が胸の内は、悶々

 

 娘は 時間的に無理だから、私の都合を押し付けても

 [何言ってんの、もう、私なん

 

かね。。。。。]

 ラインしても既読が付いても、音沙汰なし

 

 息子は幸いなことに、無視はようしないたち 

 ラインで訴えた

 [おむかえの私より一つ上で、似ているらしくて、よく間違えられる人が

 自死して、落ち込んでいる 、

  手は痛いし、パパは。。。。。。。。。。 三重苦)

 

 

 

 息子から返信あり

 (明日休みだから、そっちへいくわ)

 お嫁さんは仕事、孫二人連れてお越し

 ガーデンズで お寿司をご馳走になり

 どうもありがとう

 

 マンションの管理会社から電話です

 (理事の当番に当たりました、引き受けていただきますよね) 

 私の泣き言

 [あのですね、手を手術いたしまして、週 3回リハビリがよい

 主人は要介護の身

 おまけに、高齢でして、毎日辛くて泣いています]

 

 (では、他の人に当たってみます)

 

 ところが、バス停でマンションの管理会社の思しき人に遭遇

 [電話いただきました、00です、理事は誰が引き受けてくれましたか。。?]

 408の00さんが引き受けてくれましたから、御礼を言っておいて下さいね) 

 

 ほら〜〜と、手術した手を見せて 痛いのですよ 

 (高齢者では無いでしょうが、、まだ 

 お元気そうで明るくて)

 見かけだけはね、皆様、そうおっしゃっていただきますが

 よれよれ、、見かけと中身は違いますんよ

 世が世なれば、もう、逆立ちして死にたいくらい

 ぎょぎょぎょ!!その1

  訪問内科医がお越しです

  お変わりなくて、何よりです

  今日は血液検査をしましょう ヘモグロビンH1cと 腎臓の値を

  スムーズに注射針が血管にはいります

  内科医?? 驚いた様子のお顔 わたしもあれ~~なんででしょうか?

 先生 お水 飲んでいますか?ドロドロです 血液が

 私  この人は口うるさく言っても、ペットボトルを傍においても飲まないです

    何ども言えば 「うるさい 分かっとる」

    たしかに 私も体調不良だから 前よりもうるさく言うゆとりもなくて

 先生 お水を飲まないと 脳梗塞、脳血栓になりますよ

 ショック ウルトラショック

 わが身が精いっぱいのこの頃だもの

 そこから 旦那と私のやりとり

 私 今度 又 脳梗塞になれば5度目よ

   あのね 前の分も5ミリズレていたら あの世か半身不随ですよ

   だからね もし またなれば こんどは あの世へ行きましょうね

   すっきり くっきりと

   もうね 私もあちこちが悪くて疲れているしね

   もし 天国良いとこ一度はおいで そこに行くと

   ひと月後、私を呼んでね 天国においでや、、

 旦那 まだ死にたくはない

 私 何で死にたくないの?

   ママがいるから 一緒に生きていく

   生きているだけで、丸儲けは、さんまさんの言葉

   わたしなんてね 生きているだけで 丸損よ、、

 旦那 あははは お前は面白いな、、

 

ぎょぎょぎょ!! その2

 友人から電話

 電話を通して伝わる大きな声が響く

 ご主人は要介護1 難病 そしてすべり症の手術をしているから

 それがだんだん筋肉が追い付かなくて痛むらしい

 痛み止めも飲み過ぎて効かぬらしい

 

 オマケに 椅子から滑り落ちて 圧迫骨折したという

 ご主人 痛い 痛いと 彼女に訴えると

 友人が言う言葉に 唖然 

 「もうね 痛い 痛いといわんといて 痛いといって治るもんじゃなし」

 私 「ご主人 よほど痛いのと違う? 私も手が痛い時は

     痛いというよ」

 友人 「痛いといって治らないでしょうが、、」

 私  「気が休まるから、旦那も可哀そうに」と言ってくれるから。

 

 もし 旦那が 痛い痛いというな 煩いやんか、、と 反発すれば

 わたしは きっぱり すっぱり はい それまでよ、、

  家出するわ、、

 息子からライン入る

 「大学の友人が 顔を見たいというから 行ってもいいか?

  6人ほど すべて 買い物して行くし」

 

 へええ 25歳年下の懐かしい息子の友人たちの 面々

 

 顔を見たいなんて あのOO君のリップサービスに決まっているが

 でも、わたしもみんなに会いたい 

 あれやこれやおもてなしをして 料理をふるまいたい

 「今日の料理」をいつも参考にしてるから 目新しい料理の数々

 さすがだね と 言わせたいな

 

 手術してからひと月たって 少しの回復と右手が気になるこの頃

 何よりも テレビでのお知り合い ファンだった二人

 K2未踏の登山家 中島さん、平出さんの訃報

 そして おむかえの女性の死が痛く心に刺さり 滅入っていたから

 違う空気を味わいたかったが

 

 リハビリも盆休みが長い

 ついつい手にした 針と糸

 10月に遠いところに羽ばたいていく孫のために「お守り袋」の手作り

 あ、、、、案の定、手が痛む 朝からロキソニン

 

 泣く泣く 息子に 断りのラインをした私

 今は 無理なんよ 

 手が治れば 必ずきてね、、