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極真会館田無道場☆佐野忠輝のブログ

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極真空手は直接打撃制の空手である。

かつては化け物みたいに鍛え上げた心と体の人ばかりで何の防具も付けず、投げや顔面攻撃まで有りだった時代もあったという。

今は少年や壮年女子、草食系男子など様々な人たちも稽古する。

まさにすそ野は広く、頂きは高くといった感じで多くの人が空手をたのしめる。
いい時代になったもんだ。

そのために防具も開発が進み、少年部のヘッドガードなど少々値は張るがベストセラー商品といっても良いだろう。

そんな防具(以下サポーター)に一つの困りごとがある。

洗わないと公害といえるほど臭く、洗い方を間違えるとすぐ壊れてしまうことだ。

洗濯機に入れようものなら週3くらいの稽古の人でもすぐヨレヨレのノビノビだ。(シオシオのパーみたいに、発音すると気持ちいいな。)下着用のネットに入れてみるとへたりは少ないがパワーの弱い洗濯機だと一部濡れてなかったりもするそうだ。

ヨレヨレのノビノビな膝サポーターを使って、重量級チャンピオンクラスとガンガン蹴り合っていたらサポーターと技術のお粗末さで17万円もする手術をする羽目にもなった。サポーターなんて1500円くらいで買えるのに。

確か2000年位の話だ。

公害に関しては、熟成されたサポーターの持ち主は大抵その破壊力に気づいていない。

指摘してあげるのが本当の思いやりと信じ、やんわり入って差し上げるのが良い。

またそれもいずれなる黒帯に必要なスキルだと思う。

自分はサポーターの洗濯にはある思い出がある。

墓場まで持っていこうと思っていた話だがここでカミングアウトしようじゃないか。

18歳ごろの私は初めての一人暮らしでお金を節約することにエネルギーを注いでいた。

洗濯機は持っていたが水道代、電気代を毎日使うと思うと贅沢でコンセントが入れられない。

でも汗臭いのは嫌いだ。

そんな私は風呂に防具類を持っていき、石鹸をごしごしつけてボディースポンジのようにそれで体を洗っていた!!
空手着は大きすぎて洗うのに適さなかったのでバケツに入れて残り湯で洗い、筋トレと称して両手で思いっきり絞っていた。

おかげで時折空手着はシャンプーの良い香りがして、先輩から「佐野と組手をするといい匂いがするんだよな。」なんて言われてボールドのコマーシャルを1990年に先取りしていた?のだった。

師範からも「佐野のサポーターはいつも真っ白だね。意外と几帳面だな。」なんて言って頂きちょっとうれしかったりした。

今ではこんな私も三児の父となったが、先程風呂場でサポーターを洗濯してきた。
さすがにもうボディスポンジには使わないが。
湯船に腰まで浸かり洗い場でたらいに入れてサポーターを手洗いだ。

半身浴にもなり湯上り後のストレッチ効果も上がる。

なんか空手着とサポーターは人に洗ってもらわず、感謝を込めて自分で洗いたいこだわりがあるのかな。