このキャッチコピーは、私がとある中規模の精神病院に入院してた時に作ったコピーです。その当時はまだ令和にはなっていなかったので、こんなコピーになったのですけど。自分でもなかなかいいセンスの、どストライクのコピーだなと思って気にいっています。


要するに、伝えたい事は、平成の世の中より、昭和の時代の過ごし方の方が手間はかかったけど、人情味があって、楽しかったなということ。お塩がなくなった。お風呂が壊れた。そんな時、ご近所に借りに行ったり。外で会うと必ず挨拶を交わしたし、旅行に行って留守にする際は、鍵を渡してペットの世話を頼んだり。そんなことが普通の日常だった。


私は昭和36年に生まれて、ずっと、昭和の時代が来たから、その頃がやはり懐かしい。10年病院に入院していて、社会に出たとき、回転寿司にもファミリーレストランも、人があまりいなくて、機械ばかりだったことにかなり動揺しました。つまらない世の中になったと心から思った。


私は、昔、よくお寿司屋さんで板さんとの会話が楽しくて、適当につまみを切ってくださいとか、今日のお勧めのネタ話とか? そんなことをいいあう時間を心から楽しんでいました。そろそろ上がりをください。なんて気取ったりして。その頃はまだ、20代だったから、少し背伸びをして大人ぶってたかもしれない。


また、あの昭和の時代に戻れたらいいんだけど。世の中が便利になりすぎて、不便が増えたような気がするけど、時代の流れには逆らえないから、このまま行くのだろう。