私は双子。

姉は鬱を患っていた。

慶應大学病院の三村教授に診て貰っていたが、ムズムズ足に苦しんでいた。


副作用で太り、お風呂に入れない。

入れて背中を洗ってあげたら泣き出した。


ある日、電話してて様子がおかしいので、父に見に行ってと頼んだ。

なかなか行ってくれない。

4日経って部屋に行ったら、リビングで冷たくなっていた。


司法解剖に回された。

真夏の暑い頃。

粗末な葬儀のときには、少し腐敗していた。

孤独過ぎる最後。言葉も無かった。

僧侶も友達も呼ばない。

姉は、人生の最後まで孤独だった。


私はずっと寂しさを背負って生きている。

埋められない寂しさを。

名医と言われていた。

多剤処方だった。

責任はないのか!

ただの殺人者にしか思えない。