再び働きはじめて一週間ほど経過しました。
無職期間のことも含め感想を。
*働かない期間が長くなるとかなり気分がだれてくる
休むにしても2-3ヶ月辺りが適当か。
休む目的にもよるかもしれませんが、やっぱり、「社会と隔絶されてる感」は強くなります。
一方、お金を産み出すことはないけれど、アウトプットを要求されない毎日ってこんなに楽なんだ!と実感しました。
子供たちは日中、保育園に通っているとはいえ、家事育児の負担はそれでもかなり重く、終盤は仕事復帰が憂鬱でした。
仕事と家事と両方やらなきゃいけなくなる。
きついな、と。
今まではそれが当たり前のことだったのですが。
しかし、この生活がずっと続くとしたら、それもそれで自分がだめになりそうな気もしていて、複雑な心境でした。
こういう気持ちのバランスが取れてきて、再び前向きに働こうと思える期間は人それぞれでしょうが、私の場合は2ヶ月くらいだったのかと思います。
私は運良く、正式に辞める前に次の仕事が見つかりましたが、これから辞めることを考えている方、パートでもアルバイトでも勉強でもいいんです。
近い未来で自分を律する何かを確保してから辞めることをお勧めします。
よっぽどしっかりいている人間でない限り、安易な方向に流されてしまいます。
そしてできれば、数年先の見通しまで持てていると素敵。
ここまでできていれば、少し休んだ分なんてすぐに取り戻せるのではないかと思います。
*マルチタスクは本当に疲労する
今の仕事はまだ自分ができることもかぎられているので、以前みたいな、全てが同時進行、デッドラインも間近、おまけにノーミスで、という事態はありません。
こういう状況に久々に置かれて感じるのは、
マルチタスクはいかに人を疲弊させるか
ということ。
以前と比べ、実働時間が一時間半違うことも大きいのかもしれませんが、今は仕事を終えたときの疲労度合いが確実に違います。
目の前の山積みの仕事を、優先順位をつけて片付けて行くのは嫌いではありません。
むしろ好きな方。
だけどこれは、一日の中でリラックスできる時間が確保されていることが保証されていれば、の条件付き。
子育ても家事もマルチタスクです。
早朝から家事し、仕事から解放された後も、育児家事と格闘する毎日ではそうそうリラックスできることはありません。
子供たちのお迎えがあり、子供たちの様子に気を配りながら食事を作って、お風呂に入れ、寝かしつけて、寝落ちから生還して家事、といった生活では、ちっとも精神なんて休まりません。
追われている気分に拍車がかかるだけ。
#ここは、夜は子供と一緒に寝るとか、ご飯は朝作っておくとか、工夫で乗りきれるかも。
当時の私はそれに取り組む気力もないくらい、疲れていました。
子供たち三人みな、ダッシュで三方向に飛び出して行くような性格ですから。
WM含め、子育てには「スキル」と「マインド」の両面を適宜補完していくことが大事だと思います。
「スキル」についてはどこでも手に入ります。すぐに実践でき、大概効果も、素早く高いものになるでしょう。
だけど、「マインド」について、有効性の高いものを手に入れることは、なかなか難しいのではと思います。
#私は「メンタル」ではなく「マインド」ととらえています。
「マインドセット」と言った方が適切かもしれません。
私自身、「これだ!」という心構えに出会ったことはないし、自分の気持ちも常に変わります。
子供などの環境によっても違うので、自分で試行錯誤して、時には辛い目に遭いながら、段々と確立していくものではないかと思います。
「スキル」「マインド」の双方が不足した状態で続けるのは辛いですよね。
私は「スキル」はそれほど悪くなかったと思いますが、かなり「マインド」が不足しています。
我が子があれほど手強いとは思ってもみなかったし、波も高くなったり低くなったり、なかなか収まる気配を見せません。
本当に「正解」なんて見つからない中、孤軍奮闘で子供に向き合うというものはしんどいものです。働いていても、いなくても。
子供が小学生高学年くらいになったらまた変わるかもしれませんが、小さい子供たちの命を守り、快適な環境を与えるという親の責務をどうにも放棄したくなることもあります。
あまり私の周囲で、「子育てつらい」という気持ちは聞かないのですが、それはみんな、言わないだけでしょうか。
それとも、それほど苦労していないということなのかな。
「家事」「育児」「仕事」のひとつだけだったら何とかなりますが、二つとなると、ちょっとしんどい。
まして、それに「趣味」「生きがい」なんて、組み込んでいくのは、かなりパワフルじゃないとできないのかな、と感じます。