夫婦喧嘩をした時の必殺技・・・私の場合は兵糧攻めです。平たくいえば、「食糧攻撃」。
いや、「夫婦喧嘩した時の」と言うよりも、「気に食わなかった時の」・・・と言った方が合っているかもしれません。


うちの場合、夫婦喧嘩になったことが無いのです。いや、ノロケでもナンでもなく・・・。

何てことはない・・・。私が怒っていても、ダンナはさらっと受け流しちゃうっていうよりも、知らん振り。もしかしたら、私が怒っている事に気付いていないのかもしれないけど・・・(苦笑)。
ダンナが怒っている時(滅多に無い事だけど)は、私は口を利かないし・・・。私が何か言ったら、絶対に売り言葉に買い言葉になっちゃうから。


結婚したての頃。まだ、息子も生まれていなかった頃の話。
何が原因だったのかは忘れてしまったけど、とにかく夜、烈火のごとく怒った私。ダンナは例によって、普段どおりに喋りかけたりしてくる。


「コヤツ、私に気を使って、と言うよりは私が怒っている事にすら気づいていないんじゃなかろうか?」
そう思った私は、「それならそれで、気づかせてやろうじゃないの!!」とある戦法をを思いついた。それが「兵糧攻め」というわけ。


当時ダンナは27歳。当然ではありますが、今よりもかなりの食事量。仕事柄もあってかなり食べます、しかも早食い・・・(ま、早食いはこの時は関係ないけど・・・)。
お弁当は、700mlのタッパーにご飯をつめ、800mlのタッパーにはおかずを詰めて持って行っておりました。
コイツを兵糧攻めに遭わせれば、効果覿面なのは目に見えてます(邪笑~♪)


翌朝、何食わぬ顔でお弁当を作り、いつもの通りダンナに持たせました。


夕方、帰ってきたダンナ・・・開口一番

「二度とあんな弁当作るな!」
ですと!!!いや、「作らないでくれ~」だったかな?(笑)


してやったり。少しは堪えたか!ザマミロ!!!
心の中で10回くらいアカンベをしてやりました。
目的は見事に達成されたわけです。


おっと、忘れる所でした。
ダンナに持たせたお弁当の中身・・・。
なんてことはない、白いご飯をたっぷり詰めてあげただけなんですけどね。
ご飯用のタッパーは当然として、おかず用のタッパーにも。
それも、いつもは入れている梅干や佃煮の類も一切なし。
しかも、愛情たっぷり!にギチギチに詰めてあげました、当然!!!(再び邪笑)。


当時、新婚ホヤホヤのダンナの愛妻(←自分で言うか?)弁当はダンナの職場でも注目の的だったらしく、当然その日のお弁当も衆人環視とまでは行かなくともかなり人目を引いたようで・・・。


「何があったのか?」根掘り葉掘り聞かれるわ、味も何もないご飯だけのお弁当を残すわけにも行かないわで、かなり大変な思いをして全部食べたようです。

ダンナ、おばあちゃん子だったので、食べ物を残すなんてもったいなくて到底できません。おまけに、残したら私に何を言われるか考えるだけでもオソロシイ・・・と言う事もあったのでしょう(笑)。


その後何があったかは、既に忘却の彼方でありますが、離婚していない事だけは確かなようです(当たり前か・笑)。
ただ、この「お弁当箱にご飯ギチギチ」作戦は、禁じ手1号に指定されてしまいました(笑)。